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犬の病気

2022.04.14

2023.09.11

老犬が痙攣発作!すぐできる対処法を紹介。原因と治療、予防も解説

飼い犬が痙攣を起こすと、とても心配になります。できるだけ落ちついて、怪我をしないように周囲を片付けましょう。この記事では、このような対処法や原因、考えられる病気、通院、痙攣と震えの違いについて記載します。

老犬の痙攣について~それって痙攣?それとも震え?

老犬の痙攣は命に関わることがあるため、必ず獣医師の診察を受けてください。

痙攣が起きた場合は必ず動画撮影をし、どのくらいの時間痙攣が起きていたかを把握しておきましょう。そして、痙攣後の様子まで撮影し、痙攣が終わってから通院することが大切です。

しかし、今起きている状態が痙攣なのか震えなのかわからないこともあります。
まずは、痙攣と震えの違いを確認しておきましょう。

痙攣と震え(振戦)の違いとは

「からだを動かす」という行動は、随意運動と不随意運動にわけられます。
随意運動とは、自分の意思で動くことで、不随意運動は、自分の意思とは関係なく動くことを意味します。

痙攣や震えは不随意運動に該当し、脚がつる症状である「こむら返り」は特に有名です。(※1)

しかし、同じ不随意運動でも、痙攣と震えは別の症状です。

震え:規則正しく繰り返される、細かくて単純な運動・部分的に起こる
痙攣:より複雑な筋の収縮があり、硬直することもある・広範囲に起こる・発作性のもの

また、痙攣は、部分的に起こるものと、全身に起こるものがあります。

老犬が痙攣を起こしたときと後の対処法

次に、老犬が痙攣を起こしたら何をすれば良いのかを確認しましょう。

ただし、痙攣中はできることが少ないため、焦る気持ちを抑えて冷静に対処しましょう。

痙攣を起こした直後

老犬が痙攣を起こしたら、まずは犬の安全確保を最優先で行ってください。
痙攣が激しいと、周囲のものにからだや頭をぶつけてけがをする恐れがあるからです。

そして、抱き締めたり抑え込んだり、なでるなどの行為はお互いに危険なのでやめましょう。痙攣中は意識がないこともあり、噛まれる恐れがあります。

また、無理に動かすと、痙攣が悪化する恐れがあるため、屋外で痙攣がおきた場合を除いて、動かさないのが鉄則です。

以下にやるべきことをまとめます。

  • からだや頭を保護するため、犬の周囲を毛布やクッションなどで覆う
  • 基本的には手を出さず、自身の怪我の防止にも努める
  • 屋外で痙攣を起こした際は、おしりの方を支えながら安全な場所に移動する
  • 痙攣中の様子や持続時間は獣医師の診断の助けになるため、動画を撮影する
  • 撮影者以外に人がいれば、通院の準備をしてもらう

(※2)

痙攣中

  • 声をかけ続け、視線を確認しながら意識があるかどうかを確認する
  • よだれを誤飲するときがあるため、注意をしておく
  • 重積発作の有無を確認(痙攣が5分以上続くか、短い間隔で頻発する状態のこと)

(※3)

痙攣後

  • 痙攣がおさまった直後の状態も確認し、できれば動画撮影を続けておく(目が回っていた、ふらふらしていた、もうろうとしていたなど)
  • 誤飲の形跡がないか確認する
  • 痙攣中に怪我をしていないか確認する

重責発作を起こすと、筋肉の収縮が頻発してしまい、体温があがります。
それにより熱中症のようになることがあるため、体温の異常な上昇があれば、からだに水をかけたり、風をあてたりしてあげてください。(※2)

痙攣を起こしたらすぐ通院?緊急性の高い痙攣とは

重責発作や群発発作(1日に何度も痙攣を起こす)の場合は、後遺症や命に関わることが多いため、早急に獣医師の診察を受ける必要があります。

単発の痙攣だった場合も、できるだけ早く受診しましょう。特に、はじめての痙攣の際は、早めの通院が必須です。その際に、次に痙攣が起きた際の通院の必要性を獣医師にしっかり聞いておきましょう。

どの場合でも、痙攣中は動かさず、痙攣が終わってから通院してください。(※4)

痙攣の原因と考えられる病気について

次に、痙攣の原因と、それを引き起こす病気を確認していきましょう。

痙攣の原因

動作は、大脳皮質の命令が小脳や末梢神経などを通り、最終的に筋肉に伝えられて起こります。

痙攣は、この過程の中のどこかで異常が起こり、筋肉に間違った指令が伝わることで起こります。

そのため、まずはどこで異常が起きているのかを探ることが必要です。
そして、異常自体の原因は、病気やウイルス、毒素などです。(※5)

痙攣を起こす病気

犬が痙攣を起こす病気はさまざまありますが、主なものは以下の通りです。

  • 脳の機能的障害:てんかん
  • 脳の器質的障害:水頭症、脳炎、脳腫瘍
  • 内分泌・代謝異常:低血糖、腎機能不全、慢性腎不全、肝機能不全、肝硬変
  • その他:破傷風などの感染症、中毒、薬の副作用、ストレス

(※5)

痙攣とてんかんは必ずしも結び付くわけではない

てんかんは痙攣を引き起こしますが、他の疾患からくる痙攣とは治療法も異なります。

そして、てんかん発作は部分的に起きたり、全身に起きたりします。部分的に起こる場合は、意識があることもあります。

てんかん発作の場合の、痙攣との主な特異点は以下の通りです。

  • 意識がないときもある
  • 呼吸困難になる
  • 尿や便を漏らすときがある
  • 口から泡が出る、嘔吐やよだれがあるときがある
  • 歯を食いしばる
  • 強張ったように痙攣したり、脱力したりする
  • 空中に何もないのに、小さな虫を追いかける、噛むような行動をとる(フライバイト)
  • 落ち着きがなくなる

また、てんかんは発作が起きる約1日前から予兆があることが多く、震えやよだれ、落ち着かない、隠れようとする、あくび、ぼーっとするなどの症状があります。(※6)

犬の痙攣を予防するには

てんかんは遺伝的な要因で起こる部分もあるため、飼い犬の家族がわかっている場合は、可能性について聞いておくことをおすすめします。

そして、てんかんがあるとわかったら、服薬治療をしっかり行うことが痙攣予防になります。薬が切れてしまうと、反動で大きな痙攣が起こる可能性が高く、命に危険が及ぶでしょう。

それ以外の病気を原因とする痙攣の予防は、定期的な健康診断や誤飲防止、ワクチン接種、ストレスの解消が有効です。(※6)

まとめ

  • 痙攣と震えは違う症状
  • 老犬が痙攣を起こしたら、犬の安全確保を最優先する
  • 痙攣を動画撮影し、持続時間と痙攣後の様子をしっかり観察する
  • 痙攣中は意識や重責発作の有無を確認する
  • 痙攣後に必ず通院する
  • 痙攣により体温の異常な上昇があったら、からだに水をかけたり風をあてたりする
  • 痙攣=てんかんではない
  • てんかんと他の疾患からくる痙攣は治療法が異なる
  • 痙攣は健康診断や誤飲防止、ワクチン接種、ストレスの解消で予防する

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参考文献

※1:痙攣とは?痙攣の種類と原因、アセスメントのポイント
https://knowledge.nurse-senka.jp/1262/
※2:老犬の突然の痙攣発作!飼い主がとるべき対応!
https://pet-tabi.jp/weblog/rouken-keiren/
※3:【獣医師解説】てんかん発作の原因・検査・治療法は?
https://yodoe-ah.com/epirepsy/
※4:犬のけいれんの原因とは?病院に連れて行くべき症状を獣医が解説
https://www.anicom-sompo.co.jp/inu/2467.html
※5:犬が痙攣をおこす原因とは?考えられる病気と対処法
https://hoken.kakaku.com/pet/dog_injuries/convulsions/
※6
犬のハエ追い行動「フライバイト」を知っていますか?
https://wanchan.jp/osusume/detail/11837
【獣医師監修】老犬の痙攣(けいれん)発作の原因や理由は?対処・治療法、治療費、予防対策は?
https://hotto.me/10217

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この記事の執筆者
執筆者

若林 薫氏

獣医師
ライター

若林 薫氏

獣医師
ライター

麻布大学を卒業し獣医師免許を取得、大手ペットショップで子犬・子猫の管理獣医師として勤める。その後、製薬企業での研究開発関連業務を経て、ライターとして活動する。幅広い専門知識を生かした記事作成を得意とする。

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