ペットロス
2022年03月16日

ペットロス症候群は克服できる?チェック表や克服法、予防法まで解説

ペットロス症候群とは、悲しみがつのり、からだにも負担がかかっている状態のことを言います。ペットロス症候群は、専門医を受診してよい病状です。ひとりで悩まず、まずは概要から知っていきましょう。克服法を記載するのでぜひ、ご一読ください。

ペットロス症候群診断チェック

まずは、ペットロス症候群の代表的な症状を記載しますので、当てはまる項目があるかどうかを確認してみましょう。

  • 眠れない・眠りが浅い
  • 感情が不安定になる
  • 食欲不振
  • 摂食障害(拒食・過食)
  • 息苦しさ
  • 疲労感
  • 頭痛・腹痛・めまい
  • 孤独感・不安感・虚無感が強い
  • 何もやる気が起きない・興味がわかない
  • 亡くなったペットが側に居る気がする・鳴声が聞こえる
  • 自分や周囲の人を責めてしまう
  • 他人のペットを見るのが辛い
  • だれにも会いたくない

これはあくまでもペットロス症候群の代表的な症状であり、個人差があります。
これらの症状が出ない人、他の症状もある人、さまざまです。

また、当てはまる項目が多ければペットロス症候群というわけではありません。
少ししか当てはまらなかったとしても、その症状が強ければペットロス症候群の診断が下りることもあります。

まずは自分の現状をしっかり見極め、通院が必要なときは専門医を受診しましょう。(※1)

ペットロス症候群の概要

悲しみが蓄積し、ペットロスが深刻になると、からだにもさまざまな症状が出てくることがあります。

これがペットロス症候群です。

症候群とは、いくつもの症状が伴うときに使われる言葉です。
そのため、どのような症状が出てもおかしくなく、非常に辛い症状でもあります。

そして、心の負担が消えないままペットロス症候群が重症化すると、心理的な病気である「うつ病」に発展することもあります。

ペットロス症候群からうつ病へ

ペットロス症候群からうつ病になってしまったら、できるだけ早く治療をしてください。
特に、以下のような症状が続く場合は、注意が必要です。

  • 悪いことばかり考えてしまう
  • 生きていることが虚しい
  • 体重が減っていく
  • 頭痛や肩こりがひどい
  • 便秘・下痢が続く
  • 何をしても楽しくない
  • 気分の落ち込みがひどい

ペットロス症候群からうつ病へより症状が進行することで、身体的・肉体的負担が表れます。※2

うつ病の症状と通院の勧め

ペットロス症候群からうつ病になってしまったら、必ず専門医を受診しましょう。

うつ病になっても何とか日常生活を送れる人もいます。しかし、からだの病気と同じく、うつ病も治療をしなければ病状が進行します。
我慢を続けたことで治療期間が伸びることも考えられます、うつ病は早期に治療を進めることが大切です。(※3)

ペットロス症候群を克服する方法

ペットロス症候群を克服するには、一定のプロセスである「拒否→怒り→交渉→抑うつ→受容」を経ていきます。

これが、エリザベス・キューブラー=ロスが提唱した「キューブラー=ロスモデル」です。(※4)

第1段階「拒否」
誰もが、愛するペットの死は受け入れたくありません。ペットの死に対する拒否反応が起こります。

第2段階「怒り」
自分や家族、獣医師など、ペットの死に関わった人たちに対し、漠然とした怒りを覚えます。
都度怒りの対象が変わることもあります。

第3段階「交渉」
ペットの死に対し、神や仏に神頼みをし始めます。
「自分の寿命と引き換えに、ペットを生き返らせてほしい」という感情です。

第4段階「抑うつ」
ここまでのプロセスが無駄だったことを理解し、何に対しても無気力になります。
この状態を悪化させると、うつ病になることがあるため、注意が必要です。

第5段階「受容」
抑うつ状態を克服し、ペットの死を受け入れます。
悲しみが全て消えるわけではないものの、元の生活に戻ることができるようになります。

ペットの死を受け入れる

具体的には以下のようなことをしてみてください。

  • ペットの死を受け入れること
  • 自分に素直になること
  • 睡眠・食事・適度な運動をしっかり行うこと
  • 火葬だけではなく、葬儀・納骨まで行うこと
  • 似た経験がある人と話をすること

大切なペットがいたこと、ペットが死んだことを忘れる必要はありません。
ペットの写真などを見て、ペットと一緒に過ごした日々を思い出し、たくさん泣いてください。

自分の心に蓋をして涙を我慢し、強がる必要もありません。素直に泣きましょう。そのためにも、葬儀を行えばしっかり泣けるのではないでしょうか。

そして、最低限でも良いので睡眠・食事・適度な運動を行ってください。
手元供養をして、いつまでもペットが側にいてくれる気がしてしまうなら、納骨をすることで切り替えができます。お墓に行くことが分転換にもなるでしょう。

それでも自分ひとりで克服できないと感じたら、同じような境遇の人と話しましょう。
もし、そのような人がいなければ、カウンセラーや専門医でも構いません。

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ペットロス症候群の人への対処法

ペットロス症候群は近年、増えてきています。
もしかしたら、身近な友人や同僚、知り合いにもペットロス症候群の方がいるかも知れません。

ペットロス症候群の人との関わりで、気を付けたい点をあげておきましょう。

良い対応
  • 「近すぎず離れすぎず」という態度でいること(冷たくしているのではなく、あなたが元気になるのを・あなたが話してくれるのを待っているよという意思表示)
  • 話せる状況になったら、いつでもペットの話を聞いてあげる
悪い対応
  • 忘れることや泣き止むことなどの強要
  • 本人にその気がないのに新しいペットを勧めること

ペットロス症候群の人と関わる際、最も重要なのが同じ価値観でいることです。

特に、ペットを飼ったことがない人は、「ペットは家族」という感覚を理解できないことがあります。
わからないときは安易な言葉での慰めや批判をせずに、側にいてあげる、話を聞いてあげるなどの行動をとってあげましょう。(※5)

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ペットロス症候群の予防

ペットロス症候群を予防するには、ペットを飼ったその日から、いずれ「お別れの日」が来ることを覚悟しておくことが大切です。

犬や猫等のペットは人間よりも寿命が短いため、後悔のないよう、健康管理と事故防止に努めましょう。そして、たくさんペットとの思い出を作り、一緒の時間を精一杯楽しんでください。
そうすることで、ペットロス症候群を重症化させやすい「後悔」を減らすことができるでしょう。

いつの日か、「お別れ」が来たら、ペットに感謝の気持ちを伝え、葬儀から納骨までしっかりと行い、弔ってあげてください。
これは、ペットロス症候群の予防になります。

思い出に残る葬儀を行うことで気持ちに整理がつきやすくなりますし、納骨をすることでペットが亡くなった事実を受け入れやすくなるでしょう。

ペットロス症候群になりやすい人はどんな人?

ペットロスからペットロス症候群を発症させやすい人は、以下のような人であることが考えられます。

突然死でペットを失った人

大切なのは、ペットロス症候群を重症化させやすい「後悔」をできるだけ避けることです。

特に飼い主の油断が原因の突然死、事故死は深い後悔を負いやすく、罪悪感と嫌悪感も相まって、なかなか立ち直ることができません。

日ごろから事故防止を心掛け、安全柵やゲージ、猫用脱走防止柵を使用すると共に、コンセントカバーなども併用しましょう。誤飲を避け、拾い食い防止のためのしつけはしっかり行ってください。

犬の散歩は必ずリードをし、必要ならダブルリードも検討しましょう。散歩コースで危ない場所が避けられないときはカートを利用するのもおすすめです。

ペットを亡くしたことに後悔が強い人

病気でペットを亡くしたときや、介護が長かったときも、「なぜ早期に発見できなかったのか」「あのとき病院に行っていれば」「もっとしてあげられることがあったのではないか」など、後悔をすることがあります。
これは、どんな人にも起こり得ることです。

ペットの健康診断を定期的に行い、適切な運動をさせ、ペットにとって最適な食事などの生活環境を提供しましょう。

ペットに依存していた人・ペットを溺愛していた人

「依存」という言葉は適切ではないかもしれませんが、ペットが「唯一」の家族であったり、「唯一」の心を許せる相手であったりすると、お別れの辛さが計り知れないものになりがちです。

この場合は、できるだけ死の瞬間に立ち会いましょう。
そして、直後に火葬するのではなく「お別れの時間」を設け、じかに感謝の気持ちを伝えてあげてください。その後で葬儀と火葬、納骨をすることで気持ちに整理がつきやすくなるのではないでしょうか。

ペットを愛しすぎてペットロス症候群になることを怖がらないでください。
ペットロス症候群は飼い主がペットを愛した証拠でもあります。

精一杯自分なりにペットを愛し、後悔の無い日々を送ってください。
それでも「お別れ」は必ず来ることだと毎日自分に言い聞かせることで、きっとより後悔がない日々を送れるのではないでしょうか。

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ペットが望むのは飼い主の幸せ

ペットロス症候群になって、日常生活が送れなくなることは、恥ずかしいことではありません。
愛する者を失った悲しみで、抜け殻のようになる状態は、誰もが陥る「喪失反応」です。愛するペットを亡くしてそうなってしまうのは、自然なことです。

しかし、その状態が長く続いてしまう、あたかもペットが今でも生きているかのようにふるまうのは、良いことではありません。

亡くなったペットを飼い主が愛したのと同じく、ペットも飼い主を愛しています。
亡くなったペットが望むのは、飼い主の幸せです。

ペットロス症候群を完全に克服するのが難しかったとしても、いつか日常に戻り、健康的な生活を送れるようになりましょう。
それが自分だけの力では難しいと感じたときや、うつ病になってしまったときは、専門医を受診してください。
誰かに話して落ち着くなら、泣きたいなら、そうしてください。

自分に正直になることが、ペットロス症候群の克服に一番大切です。

そして、ペットロス症候群を長引かせないよう、できるだけ予防策をしっかりとっておいてください。

ペットロス症候群に関する正しい知識を身につけ、ペットが元気なうちからお互いの健康管理と安全対策を怠らないようにしてください。

まとめ
  • 眠れない・眠りが浅い・感情が不安定になる・食欲不振・摂食障害(拒食・過食)などが、ペットロス症候群の代表的な症状
  • ペットロス症候群からうつ病になってしまったら、できるだけ早く治療をすること
  • ペットの死を受け入れること・自分に素直になること・睡眠・食事・適度な運動を行うこと・葬儀・納骨まで行うこと・似た経験がある人と話をすることが、ペットロス症候群克服の近道
  • ペットロス症候群を予防するには、ペットを飼ったその日から、いずれ「お別れの日」が来ることを覚悟しておき、後悔のないよう、健康管理と事故防止に努めること
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参考文献

※1:ペットロス症候群のチェック方法!症状から克服までの流れ
https://wanchan.jp/living/detail/1913
※2:【ペットロスとうつ】自己解決が困難な場合は早めに医療機関へ
https://www.shinjuku-stress.com/column/psychosomatic/pet/
※3:うつ病ってどんな病気?:うつ病を放置すると・・・
https://www.cocoro-h.jp/untreated/overview/untreated.html
※4:“死”の受容への5段階【高齢期に関わる用語集】
https://www.highness-co.jp/churakubou/detail/190
※5:ペットロスとは?症状や克服方法、周囲の人の接し方について
https://pedge.jp/reports/petloss/

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この記事のライター

竹田 恵

ペットシッター士
ライター

2017年よりライターとして活動中。子供の頃から動物好きで、猫、ハムスター、うさぎの飼育経験あり。現在はシーズー犬と一緒に暮らしている。犬は他の動物と比べて人間と密な生活になるため、ペット関係の資格を取得した。
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