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ペットの死

2021.07.20

2023.12.13

ペットの遺体の処置について|保存・安置方法ときれいな姿を維持する手順を獣医師が解説

ペットが亡くなったとき、すみやかに遺体の処置を行い必要があります。
正しい安置をすることできれいな姿を維持し、時間の経過ともに進んでいく腐敗をある程度抑えることができるからです。
また、葬儀をおこなうまで、どれぐらいの期間であれば遺体を保存できるのかについても解説しています。

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この記事の監修者
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増田 国充氏

ますだ動物クリニック院長 / 獣医師

増田 国充氏

ますだ動物クリニック院長 / 獣医師

獣医師、防災士、2001年北里大学卒
2007年ますだ動物クリニック開院。診療に東洋医療科を加え、鍼灸や漢方による専門外来を実施。運動器疾患に対して鍼灸による治療を積極的に取り入れ、県内外から症例に対応する。また、鍼灸・漢方等で国内外で講演を実施。動物看護系専門学校非常勤講師兼任。

ペットが死んでしまったとき

犬や猫などのペットは、いつか老衰や疾患で死んでしまいます。長い人生を共に歩んだ伴侶動物との別れはとても悲しいものです。パニックに陥って、何をしたらいいのかわからなくなってしまうかもしれません。

しかしながら、亡くなった犬や猫の遺体に対してすぐにしなければならないことがあります。愛犬、愛猫とのよりよいお別れは、残された飼い主の傷を少しでも癒してくれると信じています。最期のお世話のために一歩だけ、足を踏み出してみましょう。

すぐにしないといけないこと

生命活動を終えた遺体は時間の経過とともに状態が悪くなっていきます。亡くなった犬や猫に対して最初にしなければならないことは、冷暗所に移動させることです。可能な限り室温を下げた直射日光の当たらない部屋に、漏れ出た体液で汚れないようにペットシートを敷き、その上にタオルや新聞紙などの吸水性のよいものを重ねます。

もし遺体が死後硬直していないようなら、手足を曲げた状態で安置してください。死後硬直が始まっているようなら、無理に体勢を整える必要はありません。遺体の腹部を中心に、タオルでくるんだ保冷剤などを置き、遺体を冷やすことも重要です。

次に葬儀の手筈を整えます。例えば、火葬をしてペットを弔いたい場合には、自治体に依頼する、もしくは民間のペット葬儀業者に依頼をするなどの方法があります。

自治体への依頼は安価なことが特徴です。また、民間のペット葬儀業者は、依頼する業者にもよりますが、手厚い供養ができる、お骨が戻ってくるなど、自治体への依頼と比較するとサービス面が充実しています。
どちらにせよある程度の費用が必要であり、また、必ずしも連絡してすぐに火葬がおこなえるわけではありません。ペットを自宅で安置する日数には限界があるため、早めに連絡をおこなうようにしましょう(※1)。

火葬までに時間が必要な場合や、気温の高い季節の場合、ドライアイスの手配をしておくとより安心です。

安置のための手順

遺体を冷暗所に移動させ、葬儀の手配を終えたら、しっかりとした安置をおこなっていきましょう。

まずは、遺体の棺を用意します。棺は保温性や吸水性が良く、遺体と一緒に火葬できる段ボールや、市販の棺を利用します。安置する棺をそのまま火葬する場合、使用する炉によっては火葬ができない素材があるため、手配した火葬業者に事前に確認を取るようにしてください。段ボールは外面を大きなビニール袋で包み、内側の底面にはペットシートを隙間なく敷き詰め、水分が床に漏れないようにしましょう。ペットシートの上には新聞紙やタオルなどの給水性の良い敷物を重ねてください。

遺体が死後硬直しておらず、手足を折りたためた場合、これらの敷物の上に遺体を安置します。もし、死後硬直が続いている場合は、硬直後一日程度で解硬とよばれる死後硬直の解除が起きます。その後、手足を曲げるようにしてください。

遺体は保冷剤(できればドライアイス)でしっかりと保冷するようにしましょう。この際、内臓が多く傷みやすい腹部を重点的に冷やします。また、結露で遺体が濡れないように保冷剤はタオルでくるむことが重要です。

遺体を安置した棺は、犬や猫が生前好きだったものや思い出の品、お花などで飾ってあげましょう。おやつなどの食事は、保冷が必要なものは避け、ビニールで密閉しておくと遺体を汚しません。また、キーホルダーなどの金属製の製品は一緒に火葬できない場合があります。葬儀の前に、事前に確認をするといいでしょう(※1)。

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遺体を保存する

ペットが亡くなってから、火葬をおこなうまでに時間が空いてしまうことがあります。その間、ペットの遺体を安置しなければなりませんが、遺体はどれぐらいの日数保存することができるのでしょうか?

遺体の状態と保存期間

ペットの遺体がどれぐらい保存できるかは、身体の大きさや状態によって大きく変化します。猫や小型犬と比較して、大型犬ではエアコンや保冷剤で体内の温度を下げることが難しく、遺体の劣化が早くなると考えられます。

また、常在菌は腐敗に大きく影響するため、消化管に食べ物が残っている場合、菌の増加を早める要因になります。全身性の細菌感染症で死亡した場合や、野外で死亡後しばらく時間がたっている遺体では状態の悪化は早くなるといえるでしょう。

季節との関係

遺体の状態変化には室温が大きく関係します。すなわち室温を低く保ちやすい冬場に比べて、室温が高くなる夏場では保存期間は短くなります。一般的に夏場での遺体の保存期間は1~2日程度、冬場では2~3日程度とされているようです。

監修者コメント
増田 国充
ますだ動物クリニック院長/ 獣医師

遺体の腐敗をできるだけ抑えていくことにとりわけ気を配っておく必要があります。
消化管のなかには、本来食べ物を消化するために必要な常在菌がいます。この常在菌が亡くなってしまった動物の体内で腐敗をさせる働きに転じてしまうことがあるからです。亡くなった動物が安置されている環境の温度による影響は大きく、とりわけ夏場はその進行が加速します。
重要なのは、「腹部を早い段階から冷やす」ことになります。ドライアイスが確保できるのが理想ですが、すぐに手に入らない場合はコンビニエンスストア等で販売されている氷で代用することも可能です。結露によって動物の皮膚や被毛に多くの水分がつかないようにタオルや吸水性のあるシーツを使うとよいでしょう。
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エキゾチックアニマルの遺体について

ハムスターやセキセイインコのようなエキゾチックアニマルでは、身体が小さいため家庭用冷凍庫を使用した遺体の冷凍保存をおこなうことができます。

エキゾチックアニマルの遺体をタオルなどの吸水性の良いもので包み、厚手のビニール袋を二重にして覆います。ビニール袋から遺体が飛び出さないようにしっかりと口を縛り、冷凍庫に保管します。エキゾチックアニマルは食中毒の原因菌を持っている場合があります。タオルやビニールで厳重に覆い、絶対に食品と触れないようにしてください。

まとめ

  • ペットが死亡したとき、まず冷暗所での安置と葬儀の手配をおこなう。
  • ペットの棺はビニールで覆った段ボールにペットシートやタオルを敷いたものを使う。
  • 遺体のお腹を重点的に冷やすことで状態の悪化を防ぐ。
  • ペットの遺体は状態により保存期間が変化する。
  • 一般的に夏場は1~2日、冬場は2~3日保存できるとされている。
  • エキゾチックアニマルの遺体は、冷凍保存できる場合がある。
監修者コメント
増田 国充
ますだ動物クリニック院長/ 獣医師

一般に伴侶動物(ペット)の寿命は人間よりも短いため、彼ら彼女らのお別れに遭遇することは必然のこととなります。
生命活動を終えた肉体は私たちが想像する以上に傷みが加速します。また死後硬直は条件等によりますが、こちらも早いと死後1時間するとみられることがあります。心の整理がつかない状態でお別れをしなければいけないケースも残念ながら存在します。現在、ペット葬儀に関しては自治体が管理するものや民間の業者さんにお願いすることがほとんどです。棺の質や受け入れ曜日の制限など条件がさまざまですので、お問い合わせいただいた上で、お別れに臨んでいただければと思います。
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参考文献

※1:環境省 動物の殺処分に関する指針
https://www.env.go.jp/hourei/add/r072.pdf(参照2021-7-20)
※2:環境省 犬猫の引き取りや殺処分等
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/arikata/h16_05/mat04.pdf(参照2021-7-20)
環境省 犬・猫の引取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/statistics/dog-cat.html(参照2021-7-20)
※3:日本獣医師会 小動物診療料金
http://nichiju.lin.gr.jp/small/ryokin.html(参照2021-7-20)

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この記事の執筆者
執筆者

若林 薫氏

獣医師
ライター

若林 薫氏

獣医師
ライター

麻布大学を卒業し獣医師免許を取得、大手ペットショップで子犬・子猫の管理獣医師として勤める。その後、製薬企業での研究開発関連業務を経て、ライターとして活動する。幅広い専門知識を生かした記事作成を得意とする。

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