ペット骨壺の選び方を解説！骨壺は火葬前に用意すべき？

骨壷は火葬前に用意すべき？

ペット用の骨壷は、火葬前に必ず用意する必要はありません。ペット葬儀社が用意している骨壷の費用はプランに含まれていることが一般的です。
事前に購入した骨壷がある場合は、持ち込むこともできます。

用意した骨壷にペットの遺骨が入り切らなかったら？

事前に飼い主さまが用意した骨壷の場合は、ご遺骨が入りきらないことがあります。
入りきらなかったご遺骨は、ペット葬儀社が引き取ることが一般的です。持参した骨壷に入る分だけ持ち帰ると良いでしょう。

ペット骨壺を選ぶ前に「寸」について知ろう

ペット用に限らず、骨壷のサイズは直径が「寸」で表記されています。1寸は約3cmです。例えば、「2寸の骨壷」と言われたら直径約6cm、2.5寸なら直径約8cmの骨壷です。

ペットの骨壺の選び方

ペットの骨壺の選び方は2種類あります。その中でも最も重要なのがサイズです。

骨壺のサイズは、頭がい骨の大きさで選ぶ

ペットの頭がい骨が入るサイズの骨壺であれば、全ての遺骨を納めることができます。ペットの種類と骨壺のサイズは以下の表が目安になりますが、サイズに迷う場合は、1つ大きめの骨壺を選びましょう。

様々な素材の骨壺から選べる

ペットの骨壷は、一般的な白の陶器以外にも金属製、木製など様々な素材のものが販売されています。

陶器

骨壷の素材として最も一般的なのが陶器製です。
白磁や青磁以外にも、有田焼や九谷焼の骨壷も販売されています。ふたのタイプは「白並」と「切立」の2つあります。「白並」はふたを被せて置いているだけですが、「切立」は蓋の端が骨壺本体に密着するので「白並」タイプよりも湿気がたまりにくいといわれています。

金属

金属製の骨壷は、純金・銀・銅・真鍮・ステンレス・アルミなど様々な種類があります。
陶器や木製とは違った重量感が金属製の骨壷の魅力です。
色や装飾をほどこしたものが多く販売されているため、デザイン性も優れています。金や真鍮など、金属ならではの美しさを活かした骨壷も販売されています。

木製

木製の骨壷は温かみがあり、部屋に置いても家具と調和する良さがありますが、気密性は陶器や金属製と比べるとやや劣りますので、防湿対策をした方が良いでしょう。木製の骨壷は、土に埋めれば自然に還るため、このまま埋骨することができます。
木製の骨壷には、角があるものから丸みを帯びたものまで様々な形が販売されています。中には、写真を入れられるフォトフレームがついているものや、漆が塗られた骨壷もあります。

遺骨を入れ替えても良いですか？

骨壷は後から交換することも可能です。愛するペットが亡くなってすぐには考えられなかったことも、時間が経つにつれて考えることもあります。

骨壷をより良いものに変えたい、思ったより骨壷が大きかったので一部を残して分骨したいなど、理由は様々です。どのような理由であれ、骨壷の変更は可能です。

遺骨をご自宅の庭に埋葬して供養をしたいけれど、骨壷から遺骨を出してそのまま埋めるのに抵抗がある場合は、骨壷のまま埋葬できる木製の骨壷が良いでしょう。手元供養などで骨壷のサイズを小さくしたい場合は、分骨や粉骨により骨壷のサイズを変えることができます。

まとめ

• ペットの骨壺はペット葬儀社が用意するため、飼い主が用意する必要はない
• 骨壺のサイズは直径の大きさが「寸」で表記される。1寸は約3cm
• 骨壺のサイズは頭がい骨の大きさで決まる
• 骨壺の素材は陶器の他に金属製、木製がある
• 骨壺に入ったご遺骨を他の骨壺に入れ替えることは可能

よくあるご質問

• Q

  寸とはどんな単位ですか？

  A

  尺貫法における長さの単位であり、1寸は 約3cmです。

• Q

  ダックスフントを飼っています。骨壺はどうやって選ぶべきですか？

  A

  小型犬の場合は4寸に収まることが多いもののダックスフントは長い頭がい骨を持っています。
  ひとつ大きい5寸がおすすめです。

• Q

  粉骨をすれば骨壺は小さくて済みますか？

  A

  はい、粉骨をすれば体積が減るため小さくできます。約1.5～2寸骨壺のサイズを小さくできます。

• Q

  用意した骨壺に入りきらなかったらどうなりますか？

  A

  ペット葬儀社が引き取ることが一般的です。

• Q

  骨壷カバーを交換してもいいですか？

  A

  骨壺カバーを交換するのは自由です。通販サイトやペット葬儀社、仏具店などで購入できます。