ペット火葬の費用は設備、プラン、体重で決まる
ペットの火葬にかかる費用は、2種類の設備と3種類の火葬プラン、ペットの体重で異なります。
また、プランによって費用が異なることはもちろんですが、サービスの内容も異なります。
ここでは、それぞれの特徴や金額の相場を詳しく紹介します。

火葬を行う為には、設備の維持や火葬する際の燃料などのコストがあります。
少しでも安く…と考えて相場より大きく安い業者を選んでしまうと粗業者に当たってしまう恐れもありますので、ペット火葬料金の相場をしっかり理解しましょう。
種類別にみるペット霊園での火葬料金の相場
火葬の費用は、ペットの種類と体重、葬儀プランで異なります。
ここでは、種類と体重別にみる火葬費用の相場を紹介します。
ペット火葬を依頼する際の参考にしてみてください。
引き取り合同供養 | 引き取り個別火葬 | 家族立会火葬 | |
---|---|---|---|
極小動物(体長10cm未満) | 8,500円 | 15,400円 | 17,600円 |
フェレットなど(2㎏未満) | 15,400円 | 18,700円 | 20,900円 |
猫、うさぎ、超小型犬(5㎏未満) | 18,700円 | 22,200円 | 24,200円 |
ダックスフンドなどの小型犬(10㎏未満) | 22,200円 | 25,300円 | 27,500円 |
柴犬などの中型犬(15㎏未満) | 27,500円 | 30,800円 | 33,000円 |
ボーダーコリーなどの中型犬(20㎏未満) | 33,000円 | 36,300円 | 38,500円 |
ダルメシアンなどの中~大型犬(25㎏未満) | 37,400円 | 40,700円 | 42,900円 |
ハスキーなどの大型犬(30㎏未満) | 42,900円 | 46,200円 | 48,400円 |
レトリバーなどの大型犬(35㎏未満) | 49,500円 | 52,800円 | 55,000円 |
秋田犬などの大型犬(40㎏未満) | 56,100円 | 59,400円 | 61,600円 |
セントバーナードなどの超大型犬(40㎏以上) | 62,700円 | 66,000円 | 68,200円 |
ペット火葬は2種類の設備で費用も変わる
ペットの火葬施設には、「訪問ペット火葬」と「ペット霊園施設」の2種類が存在します。
訪問ペット火葬とは、ペット火葬のできる設備が整った訪問火葬車で、自宅周辺の適した場所で火葬を行います。
料金は体重とプランによって異なりますが、体重10㎏のペットの場合、合同火葬は15,000円、個別一任火葬は23,000円、個別立会火葬は29,000円ほどが相場です。
ペット霊園では、プランによっては出棺から納骨まで手厚い供養を行うことができます。
料金は訪問ペット火葬より高くなることが一般的です。
料金の相場は体重10㎏のペットの場合、合同火葬は27,500円、個別一任火葬は30,800円、個別立会火葬は33,000円が相場となります。


ペットちゃんのもしもの時、慌てて悔いの残るお別れとならないよう、事前準備が必要です。ペトリィでは生前のご相談も可能です。






ペットちゃんのもしもの時、慌てて悔いの残るお別れとならないよう、事前準備が必要です。ペトリィでは生前のご相談も可能です。
ペット火葬のプラン別費用
ペットの火葬プランには、大きく分けて合同火葬、個別一任火葬、個別立会火葬の3種類があります。
プランによって、費用やサービス内容もさまざまです。
ここでは、3種類の料金相場と特徴を紹介します。
合同火葬の費用
合同火葬は、ほかのペットと合同で火葬し、その後合同で霊園などに埋葬されます。
3種類のプランの中で最も費用は安く、8,500~6,2700円が相場です。
火葬後に合同で埋葬するため、返骨はありません。
個別一任火葬の費用
個別一任火葬は、ペットを個別で火葬するため、返骨が可能です。
火葬はスタッフに任せるため、火葬への立会やお骨上げはできません。
費用は3種類の中で中間で、15,400~66,000円が相場です。
個別立会火葬の費用
個別立会火葬は、最も人間の火葬に近い形で行う火葬プランです。
出棺やお骨上げまで立会うことができ、返骨も可能です。
手厚い供養ができますが、費用も3種類の中で最も高額になり、17,600~68,200円が相場です。
ペットの火葬にどうしてもお金が出せない場合
ペットの火葬にお金をかけられないという方は、自治体に引き取ってもらう方法があります。
自治体では、ペット火葬業者よりも安い金額で引き取ってもらうことが可能です。
市町村によって対応や料金は大きく異なり、費用の相場は無料(保健所等)~30,000円と幅広です。
ペット火葬業者のように手厚く火葬するのではなく、ゴミとして処分することが多く、原則返骨はありません。
ペットの供養という面ではおすすめできるものではありませんが、気になる方はペットを登録している(お住まいの)役所に確認をとると良いでしょう。(※3:一例)
火葬後の供養方法
火葬後、返骨された遺骨は以下のような供養方法があります。
- 自宅の仏壇で供養をする
- 自宅の庭に埋葬して供養をする
- ペット霊園で供養をする
- 納骨堂に納骨して供養をする
合同火葬では、火葬後すぐにペット霊園の合同墓地にそのまま埋葬されます。
遺骨を自宅に持ち帰ってすぐには、納骨をしたくないと考える方も少なくないでしょう。
そんな方は、ペット用の仏壇を作り供養をする方法もあります。
遺骨は、納骨をしなければならないという決まりはありません。
しかし、四十九日などの忌日を目安に納骨される方が多いようです。
納骨場所としては、自宅の庭やペット霊園の墓地、屋外型のお墓である納骨堂で供養をされるケースが目立ちます。
ペット霊園の墓地や納骨堂は、納骨方法に種類があり、受けられるサービスや料金が異なります。


大切なお時間を過ごしていた家族であるペットを自治体に任せることは、あまりお勧めできません。
だいぶ認知が広まって来ましたが手厚くペットを火葬してくれるペット専門葬儀社のことを知らない人も多くいるのも現実です。
ペットと一緒に暮らしている方達は、考えたくないかもしれませんが生前のうちから万が一に備え、費用を認識することによってどのようにお見送りをしてあげるかなどしっかりと考えることも大切です。
ペットの火葬にかかる費用は、設備や火葬内容、ペットの体重によって異なります。
小型なペットであるほど費用は安くなり、大型なペットほど高額になります。
特に、これから大きなペットのお迎えを検討している方は、亡くなった際、どれくらい火葬に費用が掛かるのかある程度把握しておくことも大切です。
また、どうしても火葬業者に頼むことが難しい場合には、自治体で引き取ってもらうことも可能ですが、ペットの供養という面を考えると、あまりおすすめできません。
ペットの飼い主は、ペットが亡くなった後にかかる費用もきちんと計算をしておくことが大切でしょう。
※1:ペット葬儀(火葬)にかかる費用の相場はいくらぐらい?
https://www.pet-farewell.net/column/rate/(参照2021-8-25)
※2:犬や猫のペットの火葬費用はいくらくらいかかるの?ペット火葬料金の相場を知る。
https://xn--vsq81f633bhk6a.net/2017/01/03/%E3%83%9A%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%AE%E7%81%AB%E8%91%AC%E8%B2%BB%E7%94%A8%E3%81%AF%E3%81%84%E3%81%8F%E3%82%89%E3%81%8F%E3%82%89%E3%81%84%E3%81%8B%E3%81%8B%E3%82%8B%E3%81%AE%EF%BC%9F/(参照2021-8-25)
※3
ペットの火葬について 南陽市
http://www.city.nanyo.yamagata.jp/inuneko/680(参照2021-8-25)
死亡した犬猫等の焼却に関する申込書 | 函館市
https://www.city.hakodate.hokkaido.jp/shinsei/docs/2016060800014/(参照2021-8-25)