ペットの祭壇の必要性
結論から言うと、ペットの祭壇(供養台)は、あってもなくても問題ありません。
ペットのことを一番知っている飼い主の自由に供養する方が、ペットも喜んでくれるのではないでしょうか。
ただし、祭壇があった方が供養しやすく、気持ちが整理しやすいと考える方もいます。
ペットの死は悲しく受け入れがたいものですが、祭壇に手を合わせて供養を続けるうちに気持ちに整理がつきやすくなるといわれています。(※1)
因みに、筆者は棚の上に写真を飾っているだけです。そこにお水などをお供えしているだけで、祭壇と言えるようなものはありません。
祭壇(供養台)?仏壇?どちらがいいの?
ペットの供養は、祭壇でも仏壇でもどちらでも構いません。
ペットは仏教徒ではありませんが、飼い主が仏教徒の場合、必ず仏壇というわけではなく、祭壇でも大丈夫です。
もちろん、飼い主が仏教徒ではなくても、仏壇を買って供養もできます。
ペットの居心地が良さそうなものを購入してあげてください。
また、祭壇や仏壇を用意するタイミングは、仏教式の供養をしたい方以外は、いつ購入しても大丈夫です。
ペットが亡くなったあとは葬儀や火葬、納骨などの手配はもちろん、獣医師などお世話になった方への報告、犬の場合は犬鑑札の返還などさまざまなことに手がかかります。ましてやペットを亡くして心に負担がかかっている状態では、テキパキできる方ばかりではありません。
亡くなったペットのことを想って祭壇を選ぶには、相応の時間がかかります。
ゆっくり選んでいただいて構いません。
ただし、仏教式の供養をして、位牌をしっかり納めたいなら、人間の場合と同じく、四十九日までに仏壇を用意しておくと良いでしょう。(※2)
ペットの祭壇の作り方
ペットの祭壇は、自作することが出来ます。
筆者が行っている写真と供物を置くだけの供養場所も祭壇と言えば祭壇ですし、材料を買って来て手作りをすることも可能です。
棚に布を敷く、造花などで飾り付ける、カラーボックスを使って仏壇のようなものを作るなど、さまざまな方法があります。
ペット供養にはこれといった決まりはないので、飼い主の自由な発想で、ペットのために作ってみるのも良い思い出になるでしょう。
また、その思い入れがあれば、毎日供養する習慣が途切れることなく続き、ペットも喜んでくれるのではないでしょうか。
ペットの祭壇は購入もできる
ペットの祭壇や仏壇は、どんなタイプでも1万円前後で販売されており、大きめの仏具店、インターネット、ペット葬儀屋やペット霊園の一部で購入できます
ペット用のものは小ぶりの置き場所に困りにくいサイズです。
ペットの祭壇の置く方角や場所
人の仏壇の場合は北を背に置くことが一般的ですが、ペットの祭壇の置き場所は自由です。
祭壇やご遺骨が劣化などを起こしやすい直射日光が当たる場所や、湿気の多い場所は避けて、毎日供養しやすい場所や、家族が集まるリビングなどに置けば、ペットも寂しさを感じずにすむでしょう。(※3)
ただし、線香やろうそくを使いたいときは、お子様や他のペットが届かない場所にしてください。
また、飼い主が仏教徒の場合などは、置き場所について菩提寺に聞いてみることをおすすめします。
ペットの供養を人間の仏壇で行って良いの?
ペットの供養を人間の仏壇で行って良いかどうかについても、決まった答えはありません。飼い主次第です。
お供え物やお花について
ペットへのお供え物は、お気に入りのおもちゃ、おやつ、フード、水はもちろん、お花もおすすめです。
祭壇や仏壇に供える仏花は亡くなったペットをイメージさせるお花や、一緒に行った場所に咲いていたお花、名前にまつわるお花、ペットに似合う色のお花など、ペットのために飾りたいと思えるお花を飾ってあげましょう、お好きな花言葉で選ぶのも良いでしょう。
ペットの供養は、形よりも気持ちです。
祭壇を用意したのに、毎日供養をしない生活では、ペットも浮かばれません。
できるだけ毎日話しかけてあげてください。


「ありがとう」が伝わる葬儀にする。そんなお見送りで悲しみを少しでも和らげるよう、私たちはご遺族を支えていきたいと考えています。






「ありがとう」が伝わる葬儀にする。そんなお見送りで悲しみを少しでも和らげるよう、私たちはご遺族を支えていきたいと考えています。
※1:ペットの仏壇を用意するメリットと購入できる場所
https://www.yoriso.com/sogi/article/pet-butsudan/
※2:お仏壇はいつ買うの?
https://www.futakiya.com/c-butsudan/contents009/
※3:人の仏壇にペットの遺骨はダメ?方角や置き方に決まりはあるの?
https://soyofuku-pet.com/pet-butugu-hougaku