ペット火葬
2021年09月22日

ペットの訪問火葬って大丈夫?火葬車やサービス、料金相場などを解説

ペットの訪問火葬を安心して利用できるように、サービスや移動火葬車、費用相場などについて細かく解説しています。自宅は移動火葬車での火葬が可能なのか、費用相場は幾らくらいか、メリットはあるのかなど、疑問をお持ちの方はぜひご一読ください。

ペット訪問火葬のサービスとは

ペットの火葬方法は大きく分けて以下の3つがあります。

  • 訪問火葬で火葬を行う
  • ペット霊園など火葬場にて火葬を行う
  • 自治体に火葬してもらう

訪問火葬は、自宅まで移動火葬車がきてくれる「出張火葬」と、自宅まで業者がご遺体をお迎えにきて火葬場で火葬する「引取火葬」があります。

ペット霊園などの火葬場で行う火葬は、ほとんど人間の火葬と変わりありません。
人間の火葬も行っている火葬場でペットのご遺体を火葬する場合は、他家の弔問客がいる可能性があるため服装などに注意する必要があります。

自治体での火葬は、ゴミと一緒に焼却されることもあるため注意が必要です。
そして、自治体の火葬はご遺骨が戻ってこないケースがほとんどです、ご遺骨を収骨したい飼い主様は、自治体に依頼する前にしっかり調べてください。

今回は、ペットの訪問火葬について詳しく解説していきましょう。

自宅に火葬車がきてくれる出張火葬

訪問火葬のサービスのひとつである、自宅に火葬車がきてくれる「出張火葬」は、その名の通り、自宅などでペットの火葬が可能です。火葬車は、おおまかにいえば安全に火葬できる設備が整えられた車です。

火葬車に積まれた火葬設備でペットの火葬や葬儀を行うため、個別での火葬になります。
お骨上げや返骨も可能です。

自宅に業者が訪問して遺体を引き取った後火葬する引取火葬

訪問火葬のもうひとつのサービスは「引取火葬」です。
このサービスは、火葬業者が亡くなったペットを自宅までお迎えに来て、業者の固定設備で火葬します。

そのため、通常は火葬に立ち会うこともお骨上げもできません。

そして、「引取火葬」には合同火葬と個別火葬の2つから選ぶことができ、それにより返骨するか否かが決まります。

「引取火葬」は火葬に立ち会う時間がない方におすすめです。

セレモニー(葬儀)付きの火葬

ペットの訪問火葬は、プランによってはセレモニー(葬儀)を付けることも出来ます。
セレモニー付きプランは一般に個別火葬で、お骨上げも返骨も可能です。

火葬の前に、自宅などでセレモニーをします。
セレモニーの内容や順番は業者によって違いますが、多くが以下のような内容です。

  • お身体を清め、末期の水を口に含ませる
  • ご遺体を布団やバスケットに寝かせる
  • 経台にてお線香を上げ、おやつをお供えする

また、業者によってはセレモニーを扱っていないことも多々ありますので、セレモニーをご希望の飼い主様は、事前によく調べてから申し込むようにしてください。

ペット訪問火葬のメリットデメリット

訪問火葬はとても便利ではありますが、もちろんメリットとデメリットが存在します。

訪問火葬のメリット
  • 自宅で火葬できるため、体の不自由な方や高齢者、子供にも安心
  • 24時間対応の業者もあるため、忙しい方や参列者が多い場合に都合がつきやすい
  • 個別火葬でもコストが抑えられる
  • ペットが慣れ親しんだ場所でお別れができる

訪問火葬のメリットは移動する必要がないことがまず挙げられます。

他にもご近所に参列したい人がいれば気軽に立ち会えるうえ、多くの場合火葬やセレモニーの流れを解説しながら対応してもらえるため、サポートが万全という良さも挙げられます。

訪問火葬のデメリット
  • 納骨・埋葬がその場ではできないため、自分でその後の対応をする必要がある
  • 大型のペットや超小型のペットに対応していない業者もある
  • 火葬場所の確保が必要
  • 人目が気になることがある
  • 天候によってはお骨上げなどが困難になるケースがある

訪問火葬は納骨・埋葬がその場ではできないという点が大きなデメリットであり、これは訪問火葬を簡素に感じる原因のひとつでもあります。
一度ご遺骨を持ち帰る、あるいは引き取る必要があり、その後の埋葬方法に悩むことにもなりかねません。

他に、ご近所とのトラブルを生む可能性もありますが、事前にご近所に連絡しておくなどで対策できます。

以上が訪問火葬のメリットとデメリットです。

ペット訪問火葬に向いている人と霊園などでの固定炉火葬が向いている人

訪問火葬が向いている人
  • 時間がない人
  • 持病や移動手段が無いなど移動に困難がある人
  • お見送りを安価かつ手軽に済ませたい人
  • 火葬やセレモニーを自宅で行いたい人

ペット訪問火葬は24時間対応している業者もあり、都合が合えばすぐに火葬することができます。
そのうえ、引取火葬もあるため、時間がない人や予定がつかない方には特に向いているといえます。

霊園などでの固定炉火葬が向いている人
  • 葬儀や火葬のすぐ後にその場で納骨や散骨などをしたい人
  • 葬儀と火葬、納骨までセットで行いたい人
  • 大きなペットの火葬をしたい人
  • 人間の様な葬儀を行いたい人

固定炉火葬は、訪問火葬に比べてあまり人目が気になりません。
そのうえ、その場で納骨や散骨などが出来る施設もあるため、ご遺骨の供養に困らず、セットで依頼することで値引きになるところもあります。

こうしたサービスをまとめて受けることができるのは、固定炉火葬のメリットです。

このように、訪問火葬にはメリット・デメリットと同時に、向いている・向いていないも存在します。しかし、一番大切なのは飼い主様の意向です。

ペットが亡くなった後、どのようにお見送りをするかは、ペットがまだ元気なうちから検討しておくことをおすすめします。

亡くなってからでは心も時間も安定せず、きちんと調べずにお見送りしてしまい、思っていたものと違ってしまうケースや、トラブルを招くケースも出てくるかもしれません。

ペットが亡くなることを考えるのはつらいですが、時間に余裕があるうちに少しでも考えておくことをおすすめします。

良いペット火葬業者の選び方(トラブル対策)

ペットの訪問火葬業者に限らず、サービスを選ぶときに必要なのが、「良い業者」を選ぶことです。

業者選びを間違えなければ、業者との金銭トラブルや火葬車のトラブル、近隣トラブルなどを避けることができます。

金銭トラブルについては、「高額な請求をされた」「金額に見合わないサービスだった」などがほとんどなので、これについては見積書をしっかり作成してもらうことで回避できます。

見積書に業者の名前、住所、電話番号、対応した人の名前、金額の詳細が書いてあるかを必ず確認しましょう。

火葬車のトラブルについては、火葬車が旧式の場合、煙や異臭・高温が出る、火力調整があいまいでご遺骨が焦げる、あるいは焼け残るなどのトラブルが発生することがあります。

ただし、これは業者の扱っている火葬車をきちんと確認すればわかることです。
ホームページで確認することはもちろん、電話で申し込んだときに、火葬車について問い合わせ、あいまいな返答をする業者は避けましょう。

近隣トラブルについては、いくつかのパターンがあります。

まず、ペットの訪問火葬車には業者の名前を入れない場合がほとんどです。
これは、動物が嫌いな人や、火葬に対して不快感を持つかもしれない人への配慮ではありますが、一方で、火葬車が不審車両として通報されることもあり得ます。

もしもご自宅の前で火葬をするならば、ご近所へひとこと断っておくと良いでしょう。

さらには、動物が嫌いな人から文句を言われることも考えられます。
特に集合住宅の場合、どうしても開けた場所で火葬を行う必要があるため、ほぼ確実にご近所の目があります。自宅で行う場合もそうですが、まずはご近所へ、葬儀をする旨をしっかり報告しておく方が無難です。

筆者が訪問火葬を依頼したときは、自宅駐車場に屋根があったことと、近隣と密接していたことを理由に近隣の開けた場所で火葬を行い、安心して愛猫を見送ることができました。

このように、訪問火葬は自宅でできるケースだけではないため、他の場所で行う際は公共の場所を避けられるのか否かを、事前に業者に確認しておきましょう。
さらに、自宅以外の場所で火葬をする際、近隣住民への報告は業者が行ってくれるのか、行っておいてもらえるのかをきちんと確認してください。

特に夜間の火葬になると、ご近所に報告することは困難です。事前に業者が土地の持ち主と近隣住民に断ってある場所を確保してあるか否かは絶対に確認しておきましょう。

また、上記の内容以外にも、優良業者を選ぶうえですぐにできる対策があります。

それは以下の通りです。

  • 料金設定を確認する
  • ホームページの充実度を確認する
  • 自分に合ったプランがあるかを確認する
  • 電話対応の良し悪しを確認する

金額に関しては前述の通りトラブルが多いです。
ただ、ペットの火葬費用については、ある程度相場が決まっています。
まずは相場を確認し、大幅に相場と違っているならその理由を確認しましょう。
特に、相場に比べて安すぎる設定をしている業者は注意が必要です。
後から高額な請求をされることもあるため、あまりにも安い業者は避けることをお勧めします。

業者のホームページは必ずチェックしてください。
広告文だけで業者を決めるのは危険です。ホームページでは以下の点を確認しておきましょう。

  • 企業情報:所在地や連絡先
  • 写真:各プランに必要な細かい設備・火葬車・運営者の顔写真
  • いつでもサービスやプランに対する質問や相談(見積もり等)ができるようになっているか

まずは企業情報が載っているかどうかを見てください。
所在地や連絡先の記載がない業者は避けましょう。

次に、確認するのが写真です。
イメージ画像ばかりではどのような業者なのかを掴むことができません。実際の写真が使われていることを確認しましょう。

特に、各プランに必要な細かい設備・火葬車・運営者の顔写真が掲載されているかどうかをよく見ておいてください。

いつでも質問や相談ができるようになっているかどうかも重要なポイントです。

そして、ホームページを見て良さそうな業者だと思ったら、必ず電話をかけて相談してみてください。
メールやLINEなどで予約が取れる業者もあるかもしれませんが、電話をすることでその業者の対応力がわかります。

そのとき、何でも良いので質問をすることでしっかり対応をしてくれるか、対応はペットを亡くした飼い主様に寄り添うものか、話し方や質問の回答などで確認してください。

それでも不安がある場合は、ペットの火葬をしたことがある人に紹介してもらうと良いでしょう。

ペット訪問火葬の費用

ここでペット訪問火葬の費用について確認しておきます。
費用相場を理解しておくことで、悪い業者を避けることができるため、必ず知っておきましょう。

  引取合同火葬 引取個別火葬 家族立会火葬 セレモニー(葬儀)付きの火葬
極小動物 8,500円 15,400~18,700円

17,600~22,000円

42,900~57,200円

2kg未満 15,400円 18,700~22,000円 20,900~27,500円 46,200~60,500円
2kg~5kg 18,700円 22,000~24,200円 23,500~29,700円 49,500~60,500円
5kg~10kg 22,000円 25,300~27,500円 24,200~33,000円 52,800~66,000円
10kg~15kg 27,500円 30,800~33,000円 26,400~38,500円 58,300~71,500円
15kg~20kg 33,000円 36,300~44,000円 31,000~40,700円 53,900~73,700円
20kg~25kg 37,400円 40,700~49,500円 38,500~55,000円 68,200~88,000円
※1

これに加えて、オプションを用意している業者もありますが、オプションを付ける・付けないは飼い主様の自由です。
万が一、強めの勧誘などがあった場合は、その業者は避けましょう。

ペット訪問火葬の流れ

ペット訪問火葬の流れを確認しておきましょう。
まずは出張火葬から見てみます。

  1. 火葬車が自宅に来る
  2. セレモニープランの場合はセレモニー
  3. 必要があれば火葬できる場所に移動する
  4. お骨上げ
  5. 返骨

これが一般的な出張火葬のおおまかな流れです。

火葬車を使うには、一定時間車を停めておける場所が必要で、そこには屋根がないこと、近隣と密接していないことなどの条件があります。

それらの条件を満たせない場合は、火葬できる開けた場所に移動しますので、事前に移動する必要の有無を確認しておくことをおすすめします。

次に、引取火葬の流れを確認してみましょう。

  1. お迎え
  2. 合同火葬or個別火葬
  3. 霊園などに埋葬or返骨

一般的な引取火葬ならご遺体を業者に渡すだけで終わるため、時間に制限がある方におすすめです。

移動火葬車で火葬できるペットの種類

移動火葬車で火葬できるペットの種類は、その業者が使っている火葬車によって変わります。

軽トラック用の炉を使っていると、12kg程度までのご遺体しか火葬できませんが、ミニバン用の炉なら30Kg程度まで可能です。ハイルーフや2tトラックになると、45Kg程度まで可能なものもあるので、とても大きなペットでも火葬できます。(※2)

自分のペットがどの程度の大きさなのかによって、業者を選ぶようにしてください。

移動火葬車とは火葬炉を積んだ車のこと?

ペットの訪問火葬で使われる移動火葬車は、単に「火葬炉を積んだ車」ではありません。

移動火葬車は必ず安全が確保されなければならないため、使えるペット火葬車には条件があります。

ペット火葬車の条件

日本には、ダイオキシン類対策特別措置法、悪臭防止法、大気汚染防止法があります。

移動火葬車は、これら法律の基準に加えて各自治体が定めた条例の基準もクリアしておかなければなりません。

そのため、移動火葬車は煙やニオイ、有害ガスが出にくい構造になっています。

そして、車検にパスしていること、消音設計であることも最低限の条件です。

ペット訪問火葬に申し込む際は、これらの条件について問い合わせをすれば、安心して利用できる業者が見つかります。ぜひ、覚えておいてください。※3

まとめ
  • 訪問火葬は大きく分けると出張火葬と、引取火葬がある
  • お骨上げや返骨、セレモニーを行うか否かを選ぶ必要がある
  • ペットの訪問火葬にありがちなトラブルは、業者との金銭トラブル・火葬車のトラブル・近隣トラブル
  • 優良業者を選ぶには料金設定・ホームページの充実度・自分に合ったプランがあるか・電話対応の良し悪しなどを確認する
  • 移動火葬車は、日本の法律や自治体の条例に合わせて安全が確保されている
参考文献

※1:
料金のご案内 | ペトリィ 小さな家族のセレモニー
https://petlly.jp/price/
プラン・料金 | 犬火葬、猫火葬、ペット火葬は品川区の「ペット葬儀おやすみ」
https://sogi-oyasumi.com/plan
※2:ペット火葬車(移動火葬炉) | ペット火葬炉専門メーカー 大和ファーネス
https://yamato-fnc.com/kasosha.html
※3:ペット訪問火葬は信頼できるの?業者の選び方、トラブル対策と火葬の流れについて | ペット供養仏具専門ガイド
https://memories-in-time.net/temotokuyou/pet/houmon-kasou#i-6

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この記事のライター

竹田 恵

ペットシッター士
ライター

2017年よりライターとして活動中。子供の頃から動物好きで、猫、ハムスター、うさぎの飼育経験あり。現在はシーズー犬と一緒に暮らしている。犬は他の動物と比べて人間と密な生活になるため、ペット関係の資格を取得した。
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