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ペット供養

2021.08.24

2023.09.11

ペットの共同墓地の特徴|最小限の費用できっちり弔う最善の供養方法

家族の一員であるペットのお墓には、ペット霊園にある「共同墓地」を選ばれる方も多いかと思います。
共同墓地は、その名の通りほかのペットと合同で納骨をするお墓で、合同火葬では葬儀の後にそのまま共同墓地に納骨されることもあります。
そんな共同墓地への埋葬方法は、費用の相場や供養方法など、気になることはたくさんありますよね。
そこでこの記事では、共同墓地の特徴や納骨までの流れ、メリットデメリットなどについて詳しくまとめました。

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「共同墓地」とは

  • ほかのペットと一緒に遺骨を埋葬するお墓のこと
  • 合同火葬からそのまま共同墓地へ埋葬されることが多い

ペットの共同墓地とは、複数のペットの遺骨が埋葬されたお墓のことです。
お墓といえば、遺骨が個別で埋葬されているイメージを持たれる方も多いと思いますが、ペットの場合は共同墓地で埋葬される場合も多く存在します。

共同墓地への埋葬は、複数のペットを一緒に火葬した後、そのまま共同墓地に埋葬される流れが一般的です。
また、プランやペット霊園によっては、個別に火葬した後、共同墓地に埋葬することも可能です。

共同墓地のメリットデメリット

共同墓地には、それぞれメリットデメリットが存在します。
それぞれの特徴を良く把握して、ご自身に合っているか確かめてから依頼をするようにしましょう。

メリット

  • 費用が抑えられる
  • 管理の必要がない
  • 永代供養を受けられる設備もある
  • 寂しい思いをしない
  • 施設数が充実している

個別にお墓を建てるとなると、墓石の購入や建てるスペースの確保などで大きな費用が発生します。
しかし、共同墓地であればそれらが必要ないため、その分の費用を抑えることができます。
また、共同墓地の場合は霊園や施設の管理者が定期的な掃除などを行ってくれるため、忙しい方でもお墓を清潔に保つことが可能です。
ほかにも、施設によってはお盆やお彼岸に合同で供養を行うこともあります。
共同墓地は比較的ペット霊園に多く見られるため、場所が見つからないという問題があまりないことも利点です。
ほかのペットと一緒に埋葬することで、寂しがりやだったペットの飼い主さんにも多く選ばれています。

デメリット

  • 返骨ができない
  • ある程度規定がある

共同墓地は一度埋葬してしまうと、遺骨の取り出しはできません。
そのため、遠方への引っ越しをする予定のある方は、よく確認をしてから利用する必要があります。
また、共同墓地はお供え物やお墓参りのできる時間などにある程度規定があります。
共同墓地を利用する方は、施設のルールをしっかりと守らないとほかの利用者とのトラブルに繋がる可能性があるため注意が必要です。

費用の相場

共同墓地を利用するにあたり、気になるのが費用の相場ですよね。
共同墓地は、以下の流れで費用が発生します。

  • 火葬料:12,000~50,000円
  • 埋葬料:12,000~15,000円
  • 管理料:年間5,000~10,000円

1.火葬料

共同墓地への埋葬を供養する場合、火葬は合同火葬で行う場合が多く、火葬費用も抑えることが可能です。
火葬料金はペットの種類や大きさによって異なり、12,000~50,000円ほどが相場です。

2.埋葬料

火葬から一連の流れで共同墓地に埋葬する場合は、埋葬料もプランに含まれていることがほとんどです。
しかし、後から埋葬を依頼する場合には費用が発生します。
費用の相場は12,000~26,000円です。

3.永代使用料

お墓の使用料である永大供養ですが、共同墓地の場合はほとんどの場合、永代使用料はかかりません。

4.管理料

管理料は、お墓やお寺の管理にかかる費用です。
水道代や掃除、メンテナンスなどに使用されます。
費用の相場は年間5,000~10,000円ほどですが、共同墓地の場合発生しない場合もあります。
費用の内容を細分化してください。(※1)

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共同墓地の探し方

共同墓地は、ペット霊園に付随している場所が一般的です。
ペット霊園では共同墓地のほかに個別墓地や納骨堂などがあるため、予め希望するペット霊園に共同墓地があるかどうか確認をとると安心です。
ペトリィの場合では、移動火葬車で個別に火葬した後、提携霊園の共同墓地に埋葬することも可能です。

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共同墓地へ埋葬する一連の流れ

共同墓地へ埋葬するまでの流れは、以下の通りです。

  1. 火葬:火葬方法は、複数のペットを一緒に火葬にする「合同火葬」が一般的です。
  2. 納骨:遺骨はそのまま合同墓地へ埋葬されます
  3. お経を読む:ペット霊園によっては、埋葬後にお経を読んでくれる場合もあります。
  4. プレートをつくる:墓石に名前を刻んだり、名前の入ったプレートを作成します。こちらは別途費用がかかる場合がありますので、ペット霊園にご確認ください。

共同墓地以外の埋葬方法

ペットの埋葬は、共同墓地以外にどのような方法があるのでしょう。
ここでは、共同墓地以外のペットの埋葬方法を紹介します。

個別墓地

自分のペット専用のお墓です。
一定の敷地に墓石を設置して埋葬するため、費用は共同墓地に比べ高額になります。
今後も多数ペットを送る可能性のある方や、個別に埋葬したいという方に適しています。

納骨堂

納骨堂は、骨壺に入れた遺骨を安置しておく建物です。
ペット霊園に付随していることが多く、ロッカー式と棚式があります。
どちらも、区切られたスペースに遺骨や遺影などを置いて供養をします。
遺骨を雨風にさらすことなく供養をすることができます。

手元供養

ペットの遺骨を埋葬せず、自宅でペット用仏壇や遺骨の入るペンダントなどに入れて身に着ける供養方法です。
いつまでもペットを身近に感じたいという方や、四十九日などの忌日まで手元供養する方などさまざまです。

その他の供養方法

  • 海洋葬
  • 樹木葬
  • お花畑葬

近年では、新しい供養方法として海洋葬などの散骨を扱うペット霊園も増えています。
まだ数は少ないのですが、気になる方は取り扱っているペット霊園を探してみるのも良いでしょう。

ペットと一緒に入れるお墓も登場している

「愛するペットとはずっと一緒にいたいから、お墓も一緒に入りたい」と考える飼い主さんは多いかと思います。
残念ながら、一般的なお墓にはペットを一緒に入れることはできません。
これは、仏教の概念で、人間以外の生き物をお墓に入れることは良くないとされているためです。
しかし、近年では一部のペット霊園や無宗教の霊園で、ペットと一緒に入ることのできるお墓が登場しています。
まだ、数が少ないことがあり、容易に見つけることは難しくありますが、気になる方はペット霊園や無宗教の霊園から探してみると良いでしょう。

まとめ

  • 共同墓地は、ほかのペットと一緒に埋葬するお墓
  • 合同火葬からの流れで埋葬することが多い
  • 個別墓地に比べて費用を抑えることができる

共同墓地は、ほかのペットと一緒に埋葬するお墓のことで、合同火葬から一連の流れで埋葬されることが多いという特徴があります。
合同火葬も共同墓地も、費用を抑えられるプランであることも特徴です。
共同墓地はペット霊園に多い埋葬方法ですので、取り扱いも多く、利用者が多い埋葬手段です。
ほかのペットと一緒にいることができる共同墓地は、生前寂しがり屋だった子にも選ばれています。

参考文献

※1:ペットの共同墓地ってどうなの?共同墓地について解説します
https://www.petkasou-happiness.com/column/post_column0060/(参照2021-8-24)
※2:みんなどうしてるんだろう?ペットのお墓 ペット供養と納骨
https://pet-ohaka.jp/docs/minna.html(参照2021-8-24)

こちらの記事もご覧ください

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この記事の執筆者
執筆者

原 京子氏

動物看護士
ライター

原 京子氏

動物看護士
ライター

24時間急患対応の動物看護士として勤務。
その後、動物園飼育スタッフやペットショップ生体販売員など数多くの動物業界を経験し、現在はペットと飼い主さんへwebライターとして正しい知識を配信している。

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