ペットの死
2021年08月11日

ペットを亡くした人にかける言葉やNG言葉~原因別・相手別に解説~

友人や上司などがペットを亡くしたとき、どう言葉をかけて良いか悩むことがあります。特にペットを飼ったことがない人は相手の気持ちがわからず、NG言葉をかけてしまうこともあるでしょう。相手を傷つけないために使える言葉やマナー、メールでの注意点などを解説します。

この記事の監修者

齋藤 鷹一 氏

大森ペット霊堂
前代表 現アドバイザー
特定非営利活動法人SPA代表理事

ペット葬儀業界の透明化を目指し、2017年より大森ペット霊堂で代表を勤めた。動物への愛情を訴え続け、現在は命を救う活動に専念をする。亡くなった命にも生きている命にも同等の尊厳を持たなければペットの仕事をしてはいけないと感じている第一人者。
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知人や上司など、家族以外の人のペットが亡くなったときに飼い主にかける言葉とは

近年、ペットを家族として迎える方が増えてきたことから、ペットが亡くなった時にかける言葉に悩む方もいらっしゃることでしょう。

特に、ペットを飼ったことがない方からすれば、ペットが家族という気持ちやペットを亡くしたときの気持ちは想像できないのではないでしょうか。

また、気持ちは理解できても、目上の方や仕事関係者に対してはどのように言葉をかけたら良いか、悩むことがあります。

そのうえ、ペットが亡くなった原因が事故や突然死だった場合はどのように声をかければ良いのでしょうか?しばらく看病が必要な病気や寿命の場合よりも心の整理がつきにくく、言葉をかけることさえ躊躇するかもしれません。

そこで今回は、ペットが亡くなった状況別のかける言葉と相手別のかける言葉の例文を解説しつつ、マナーやメールでのお悔やみなどについて解説していきます。

「お悔やみ申し上げます」は使って良い言葉

まず確認したいのが、人間が亡くなったときにも使われる「お悔み申し上げます」や「ご冥福をお祈りいたします」という言葉です。

この2つは、ペットが亡くなったときでも使うことができます。

もちろん、必ずしも使わなければいけない言葉ではないため、ご自分で考えた言葉を優先して頂いて構いません。

ペットが亡くなった状況や相手により言葉は変える必要がある

相手により言葉を選ぶのは、ペットが亡くなったというシチュエーションに限らず、普段から行っていることです。

しかし、ペットが亡くなったという非日常の出来事は、普段から行っている言葉選びさえ難しくさせます。

筆者も経験がありますが、いざとなると何を言って良いかわからず、とっさに言葉や敬語が出て来ないこともあります。このようなことは誰にでも起こりうることなので、特にペットを飼ったことが無い方は、NG言葉にだけは気を付けてください。

そして、相手により言葉を変える必要があるということだけは頭に入れ、相手の話を聞きながら心を落ち着かせると良いでしょう。

相手により言葉を変える例文は後程ご紹介します。まずは、相手に対しての態度やマナーについて考えてみましょう。

監修者コメント
齋藤 鷹一
大森ペット霊堂
前代表 現アドバイザー
特定非営利活動法人SPA代表理事

かける言葉が思い浮かばず、もどかしくしているよりも「お辛いですよね。」「お身体ご自愛くださいね。」
など、お悔やみの言葉以外でも、飼い主様の体を気遣うお言葉も良いと思います。
ペットを亡くされて、本当に苦しい心境でいらっしゃいますので、敬う心を持ちましょう。

ペットを亡くした飼い主に対する態度やマナー

ここまでペットを亡くした飼い主様にかける言葉について考えてきましたが、言葉をかけてほしい人ばかりではありません。

中にはそっとしておいてほしい人もいます。人づてに訃報を聞いた場合などは特に、相手に言葉をかけることだけを考えず、相手が今何を望んでいるのかを考えてあげましょう。

このようなちょっとした気遣いは、ビジネスの場では特に日ごろから行っているはずです。
それを忘れずに、対応をしてあげましょう。

また、中には話を聞いてほしい人もいるでしょう。
そうした人の場合は、しばらくはただ黙って話を聞いてあげてください。
それだけでも心が軽くなるものです。

ペットが亡くなったという非日常のときでも、日ごろの気遣いを忘れないようにしてください。そして、ペットはその人の家族だったということも忘れないでください。

ペットを亡くした飼い主の気持ちを考える

ペットは家族という言葉を聞いたところで、ペットを飼ったことがない方は特に想像できないことでしょう。

ペットを亡くした人に寄り添おうとしても、その人の気持ちがわからないなら、自分が家族を亡くしたときのことを想像してみてください。

相手にとってペットは大切な家族です。子供や兄弟を亡くしたのと似ていますので、ペットと思わずに、子供を亡くしたと仮定して言葉を選んでみてください。

例えば、筆者にとって亡くなった愛猫は姉のような存在でした。
筆者は、小学校の頃から一緒にいた愛猫によく話を聞いてもらっていました。そのせいか、辛いことがあるとどこからかやってきて、少し体の一部をくっつけて座ったり寝転んだりしてくれて、どんなに心が軽くなったことでしょう。

このように、子供の頃から一緒にいるペットの場合は特に、兄弟同然に育っている方も多いです。

だからこそ、彼らが亡くなるということは心に穴が開くどころではなく、手足を無くしたような、生活の一部を失うようなものなのです。

大切な家族であるペットが亡くなるということは、とても残酷で、寂しいことです。飼い主にとってこんなにも不幸なことはありません。

必要なのは寄り添う気持ち

ペットの死という残酷で取り返しのつかない不幸に見舞われた飼い主様は、例え気丈に見えてもどこかで無理をしています。

こういうときはうまい言葉をかけるよりも、話を聞いたり、ただ傍にいてあげるなど、相手が望んでいるであろうことをしてあげてください。女性同士なら抱きしめるのも良いでしょう。

大切なのは寄り添う気持ちです。うまくなくても良いので、相手のことを想っていることを伝えてあげてください。

ペットが亡くなった状況別に見るかける言葉・例文

ペットの死因はさまざまです。

長い間介護や介助を続け、最期のときを一緒に過ごせた方もいれば、病気に気づかず突然亡くしてしまった方、事故に合われた方、天寿を全うさせてあげられた方、これらの方々はペットを亡くしたときの気持ちが全く違います。

そのため、飼い主様がかけてほしい言葉も違います。死因が分かっているときは、死因別にかける言葉を選びましょう。

ただし、死因がわからないからと言って直接尋ねることはやめてください。
離別を思い出させるうえ、万が一飼い主様の不注意などによる防げる事故だった場合は、心の傷をえぐることになります。辛い気持ちを思い出させてしまうため、絶対にやめましょう。

死因が分からない場合は、「相手別に見るかける言葉・例文」を参考にしてください。

病死

病死の場合は長い間介護をしてきた可能性があるので、労いの言葉を意識しましょう。

  • 「あなたの看護で長生きできたのだから、きっと○○ちゃんも幸せだったよ」
  • 「最後まで大好きなご家族といられて、○○ちゃんも嬉しかったんじゃないかな。」
  • 「病気があっても◇歳まで生きられたのはあなたがいたからよ。」

事故死・突然死

事故死や突然死の場合は、きっと飼い主様は混乱していることでしょう。死因がわからないこともあり、自分を責めているかもしれません。
 
余計なことは言わずに、あたたかい言葉を優しくかけてあげましょう。

  • 「突然のことで何と言ってよいかわかりませんが、○○ちゃんが安らかに眠れるよう、祈っています。」
  • 「あまりにも突然で寂しくなってしまいますが、私でよければいつでもお話聞きますからね。」
  • 「○○ちゃんもきっとあなたと過ごせて幸せだったと思いますよ。」

寿命

天寿を全うすることは素晴らしいことですが、長年連れ添った飼い主様にとってはより一層寂しい気持ちが強くなります。
中には「もっとしてあげられることがあったはずだ」と後悔する方もいるので、飼い主様のおかげで長生きができたんだと、前向きに捉えられるような言葉をかけてあげてください。

  • 「大往生でしたね。きっと○○ちゃん、とっても幸せだったと思いますよ。」
  • 「とても長生きして、ずっとあなたと一緒に思い出を作れたんだから、きっと嬉しかったでしょう。」
  • 「そんなに長生きしたなんて凄いですね!きっとあなたがとっても大切に育てられたからですよ。」

相手別に見るかける言葉・例文

ペットを亡くした相手により言葉を選ぶことも大切です。
 
死因がわからない場合や、死因がわかっていても職場の上司などの場合は、以下のように言葉を選びながら伝えると良いでしょう。
 

友人・知人・恋人

気心が知れた仲の方に「お悔やみ申し上げます」「ご冥福をお祈りいたします」は堅苦しい印象があるので、以下のように崩してみてください。

  • 「○○ちゃんが亡くなって寂しくなるね。私でよければいつでも話聞くからね。」
  • 「○○ちゃんのこと、ご愁傷様でした。あなたと一緒にいられて、幸せだっただろうなって思うよ。」
  • 「○○ちゃん、ご逝去されたと聞きました。△△さん、お体大事にしてくださいね。きっと○○ちゃんも心配していますよ。」

ビジネスパートナー

ビジネスパートナーの場合で特に気を付けたいのがお客様の場合です。そのことに触れなくても大丈夫なのかどうかを見極めて、無理に言わなくても良いなら言わないという選択肢もあります。

どうしてもペットのことに触れなければならないときは、以下の言葉を使ってみてください。

  • 「○○ちゃんが旅立たれたと聞きました。ご冥福をお祈りいたします。寂しくなってしまいますね。」
  • 「△△さん、この度はご愁傷さまでした。あまりご無理なさらないでくださいね。」
  • 「○○ちゃんのこと、お悔やみ申し上げます。○○ちゃん、幸せだったと思います。△△さんがいつも楽しそうにお話されてたから、きっといつも側にいてくれるはずですよ。」
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これだけは言ってはいけないNG言葉

ペットを亡くした飼い主様に言ってはいけない言葉があります。
それは、「頑張れ」「元気を出して」「気合が足りない」などの言葉や、「死」や「別れ」を連想させる言葉の他に、以下のものがあげられます。

  • 「新しいペットを飼えば良い」
  • 「かわいそう」「残念ね」など同情するかのような言葉
  • 「たかがペットじゃない」
  • 「いつまで落ち込んでるの」
  • 「もっとちゃんと看てあげるとか、他の病院行くとかすれば良かったのに」
  • 「誰でもいつかは必ず死ぬんだから」
  • 他にもペットがいる場合に「□□ちゃんもいるから」

これらの言葉は家族としてペットを受け入れた飼い主様にとって、苦痛でしかありません。
このような言葉は、ただでさえ可愛いペットを亡くされて悲しんでいるところに追い打ちをかける言葉です。

これらの言葉は相手のペットロスが長引くことや、相手との仲が壊れることさえ考えられるので、絶対に使用しないようにしてください。

メールでお悔やみを伝える場合の注意点

お悔やみの言葉はメールで伝えても問題ありません。
ただし、メールでお悔やみを伝えるなら、以下の注意点を意識して連絡してあげましょう。

  • 簡潔に弔意を伝え、長すぎたり何度もやりとりが必要なメールは控える
  • 訃報を聞いたらできるだけ早く連絡する
  • 相手が気遣いとして明るめの文章で送ってきたとしても、相手は家族を亡くしていることを意識して軽率な文章やスタンプ、絵文字などは避ける
  • 死亡原因を尋ねることは控える

お悔やみの言葉を伝えるタイミング

お悔やみを伝えるタイミングは早い方が良いです。

ペットを亡くした飼い主様は、単なる報告として連絡をしたとしても、心のどこかで悲しみを聞いてほしい、共有したい、慰めてほしいなどの理由があって連絡をしています。

大切なのは相手の気持ちに共感し、理解することなので、家族を亡くした方に対する言葉は早いに越したことはありません。

ただし、忙しいときやお風呂に入っていたときなどに連絡が来ていた場合は、素直に謝ってから弔意を伝えましょう。

いくらお悔やみは早めが良いと言っても、急いでお悔やみを言う必要はありません。車の運転中の連絡や、歩道や階段での歩きスマホ、スマホを使ってはいけない場所での連絡は絶対にやめましょう。

お悔やみの贈り物

お悔やみの言葉を言い難い、テレワークになっていて電話もしにくい、言葉は伝えたけど、もう少し元気づけたいなどの場合は、贈り物をするのもおすすめです。

特に以下のようなものはとても喜ばれる可能性が高いでしょう。

  • 写真立て
  • メモリアルグッズ
  • ぬいぐるみ
  • お菓子

お菓子は人間用のもので構いませんが、人間も食べられるペットのお供え用おやつもありますので、検討してみてください。

まとめ
  • 「お悔み申し上げます」や「ご冥福をお祈りいたします」という言葉は使用可能
  • 相手が今何を望んでいるのかを考えて、気遣ってあげることと、寄り添う気持ちが大切
  • ペットが家族という気持ちがわからないなら、自分が家族を亡くしたときのことを想像してみよう
  • 子供の頃から一緒にいるペットの場合は特に、兄弟同然に育っている方も多い
  • 死因を尋ねることは絶対にやめる
  • 「新しいペットを飼えば良い」「かわいそう」「残念ね」「たかがペット」「いつまで落ち込んでるの」「もっとちゃんと看てあげるとか、他の病院行くとかすれば良かったのに」「誰でもいつかは必ず死ぬんだから」「□□ちゃんもいるから」など、NG言葉は必ずチェックしておくこと
  • メールでお悔やみを伝えるときは、迅速に簡潔に軽率な文章やスタンプ、絵文字などは避ける
監修者コメント
齋藤 鷹一
大森ペット霊堂
前代表 現アドバイザー
特定非営利活動法人SPA代表理事

亡くなったペットの代わりは存在しません。ですが、動物からいただく幸せの力は無限大です。
ペットを亡くした家族が自分達で決めて、新しい家族を迎えるのは良いことです。
ですが、間違っても他人からのお薦めはしないように、この記事をお読みになっていらっしゃる方は心境を察するお言葉をかけてあげ、ご遺族様の心を救ってあげれる存在になっていただきたいです。

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この記事のライター

竹田 恵

ペットシッター士
ライター

2017年よりライターとして活動中。子供の頃から動物好きで、猫、ハムスター、うさぎの飼育経験あり。現在はシーズー犬と一緒に暮らしている。犬は他の動物と比べて人間と密な生活になるため、ペット関係の資格を取得した。
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