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ペットの死

2021.06.18

2022.12.07

猫の安楽死とは?飼い主が選ぶ愛猫の死とその必要性

「安楽死」という言葉をご存じでしょうか?飼い猫の場合、例えば愛猫が耐えがたい苦痛に侵されたとき、飼い主が猫の死を選択することです。人の手で伴侶動物の命を絶つ安楽死は、非常に判断が難しい問題でもあります。もしものとき、愛猫に最善の判断をしてあげられるよう勉強していきましょう。

この記事の監修者

増田 国充氏

ますだ動物クリニック院長 / 獣医師

増田 国充氏

ますだ動物クリニック院長 / 獣医師

獣医師、防災士、2001年北里大学卒
2007年ますだ動物クリニック開院。診療に東洋医療科を加え、鍼灸や漢方による専門外来を実施。運動器疾患に対して鍼灸による治療を積極的に取り入れ、県内外から症例に対応する。また、鍼灸・漢方等で国内外で講演を実施。動物看護系専門学校非常勤講師兼任。

猫の安楽死はなぜ必要?

安楽死の必要性について考えるとき、念頭におくべきことがあります。身体の苦痛を感じている猫が死を望むかどうかは、我々人間が正確に理解することはできないということです。安楽死の実施は、飼い主と処置をおこなう獣医師の双方によって判断されます。つまり人の立場から見て、「猫にとって耐え難い苦痛があり、命を奪う必要性がある」と判断されたとき、安楽死は実施されます。

また、転居やその他の私事により猫を飼いきれなくなった飼い主が安楽死を望むことがありますが、ペットの飼い主には、動物愛護法によって終生飼育の義務があります(※1)。健康な猫や、まだ生きる力が十分にある猫の命を、飼い主の都合により奪うことはあってはなりません。どうしても猫と暮らしていけない場合は、NPOや行政に相談する、動物病院を通じた譲渡の手筈を整えるなど、最大限の努力をしてください。

安楽死と殺処分の違い

安楽死とよく似た意味を持つ言葉として殺処分があります。安楽死と殺処分は人の手で動物の命を奪う、できる限りの苦痛を与えない、という意味では同義です(※2)。

では安楽死と殺処分はなにが違うのでしょうか? 一般的に安楽死をおこなう猫は、飼い主が明らかなペットであり、動物病院での最後の治療行為として獣医師と飼い主の同意の下、安楽死が処置されます。一方、殺処分される猫は、保健所などが捕獲した飼い主不明の猫であり、伝染病の蔓延や糞尿被害の防止などの公衆衛生上の目的で殺処分されます。

安楽死と殺処分では方法も異なります。麻酔下での薬剤の投与による心停止を迎える安楽死と比較し、殺処分では多くの場合、無麻酔での二酸化炭素ガスの充満によって窒息死させます(※3)。

これは安楽死をおこなう猫では、高価でかつ一部麻薬として制限がある麻酔薬や、心停止の作用がある薬剤が使用できる一方、年間3万頭近くの猫の殺処分をおこなう行政では安価で取り回しの良いガス殺をおこなう必要があることが考えられます(※4)。

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監修者コメント
増田 国充
ますだ動物クリニック院長/ 獣医師

以前ほどではないにしても、保健所を通じて殺処分される犬や猫がいます。
そこには様々な理由があるようで、路上で負傷したものもあれば飼っていた人の手に負えなくなった…などやむにやまれないものばかりではないのも事実です。行政の方も好きで動物の命を絶つことをしているのではないと考えます。とかく行政が悪者扱いされるケースを散見しますが、まずは飼った人の都合で悲しい目に遭う動物がゼロとなることを願ってやみません。

安楽死を決断するとき

先述した通り、安楽死は人の価値観で選択する猫の死です。個人の考えがあり一概には言えない難しい決断ですが、安楽死が必要だと判断することもあります。しかし、安楽死は飼い主の決断だけでおこなえる処置ではありません。獣医師による猫の状態の判断や、安楽死に対する考えによっては処置を断られる場合があります。

日頃からかかりつけの獣医師とコミュニケーションをとり、もしも安楽死が選択肢に含まれるような状態になったとき、どのような処置をとる方針なのか、どうしてそのような考えを持つのかを把握しておきましょう。

少しでも後悔がないようにする

猫の命を飼い主の判断で奪う安楽死を選択する前に、安楽死が必要になる状態を防ぐことが最も重要です。

歯周病のような放置されがちな疾患をきちんと治療し、続発する大きな疾患を予防する。定期的に動物病院で健康診断を受け、腫瘍性疾患などの早期発見、早期治療をおこなう。喧嘩や交通事故による外傷、野外で蔓延する感染症の起因となる外飼いをやめ、完全室内飼いをおこなう。飼い主が猫のためにできることは数多くあります。

しかし、どれだけ対策をおこなっても、急に不幸な出来事が起きてしまう可能性はなくなりません。普段からしっかり猫の世話をおこない、「あのときこうすればよかった」という後悔を少しでも減らしましょう。それは愛猫と飼い主の双方にとって、とても利益のあることです。

猫の安楽死をおこなうかどうかをよく議論し、家族の中で意見をまとめておくことも、より後悔が少ない選択をおこなうために重要です。

監修者コメント
増田 国充
ますだ動物クリニック院長/ 獣医師

猫に安楽死の選択をするというのは本当に究極的なものであり、そこには多くの葛藤があると思います。
それに至るまでに悩み苦しむ飼い主さんの心情は察するに余りあります。死生観の違いによって安楽死の受け入れ方も大きく意見が分かれるところかと思います。普段気を付けておきたいことは、できるだけ安全な環境で健やかに過ごすことにあります。そのためには事故や病気の感染リスクが高まる野外より室内飼育が好ましいと考えられます。適正飼育を行うことで、少しでも安楽死を選択せざるを得ない状況を回避できればと願っております。

まとめ

  • 猫の安楽死は獣医師と飼い主の判断によりおこなわれる。
  • 安楽死と殺処分は人の手による苦痛を考慮した動物の死という点では同義である。
  • 対象となる猫の状況の違いにより、処置方法や目的が異なる。
  • 安楽死は飼い主の判断で必ずおこなえるものではない。
  • 獣医師の判断によっては処置を断られる場合がある。
  • 日頃から獣医師とコミュニケーションをとっておく必要がある。
  • 安楽死が選択される状況を事前に防ぐことが最も重要である。
  • 安楽死についての考えを家族で共有しておくことも重要である。
参考文献

※1:環境省 動物愛護法 ペットの終生飼育の義務について
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2508b/full.pdf(参照2021-6-18)
※2:環境省 動物の殺処分に関する指針
https://www.env.go.jp/hourei/add/r072.pdf(参照2021-6-18)
※3:環境省 犬猫の引き取りや殺処分等
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/arikata/h16_05/mat04.pdf(参照2021-6-18)
※4:環境省 犬・猫の引取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/statistics/dog-cat.html(参照2021-6-18)

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この記事の執筆者

若林 薫氏

獣医師
ライター

若林 薫氏

獣医師
ライター

麻布大学を卒業し獣医師免許を取得、大手ペットショップで子犬・子猫の管理獣医師として勤める。その後、製薬企業での研究開発関連業務を経て、ライターとして活動する。幅広い専門知識を生かした記事作成を得意とする。

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