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ペットの死

2021.02.15

2022.12.05

ハムスターの死亡確認方法とは?疑似冬眠と死後硬直の違い

ハムスターが動かなくなったとき、死んでしまったと諦めるのには早いかもしれません。ハムスターには疑似冬眠という仮死状態があり、死後硬直と見分ける死亡確認方法を知っておく必要があります。また、疑似冬眠からの起こし方や予防法などについても説明しています。

この記事の監修者

増田 国充氏

ますだ動物クリニック院長 / 獣医師

増田 国充氏

ますだ動物クリニック院長 / 獣医師

獣医師、防災士、2001年北里大学卒
2007年ますだ動物クリニック開院。診療に東洋医療科を加え、鍼灸や漢方による専門外来を実施。運動器疾患に対して鍼灸による治療を積極的に取り入れ、県内外から症例に対応する。また、鍼灸・漢方等で国内外で講演を実施。動物看護系専門学校非常勤講師兼任。

ポイント

ハムスターは、疑似冬眠と呼ばれる仮死状態になることがあります。この状態のままでは死んでしまうため、まずは死後硬直と疑似冬眠を見分けてください。疑似冬眠だと判ったら、からだを温めてあげましょう。目を覚ましたら砂糖水などでエネルギーを補充します。疑似冬眠させないためには、20度より少し高いぐらいの室温を維持しましょう。

ハムスターの死亡確認方法

ハムスターは比較的短命な生き物であり、ゴールデンハムスターやキンクマハムスターなどの大型種で2~3年程度、ロボロフスキーハムスターやジャンガリアンハムスターなどのドワーフハムスターとよばれる小型種では1~2年程度の寿命だといわれています。

ハムスターの死因には犬や猫と同じように悪性腫瘍や心臓病、腎臓疾患などの病気があり、繊細な身体をしているため、細菌や寄生虫などの感染症でも死んでしまうことがあります。草食性に近い雑食動物であるハムスターは自身より大きな動物から食べられないように病気を隠すのが上手です。昨日では元気に動きまわっていたのに、次の日には急死してしまうこともあります。

小さくて可愛らしい伴侶であるハムスターですが、いつかは天寿を全うして虹の橋の向こうへと渡っていってしまいます。死んでしまったハムスターを弔ってあげる前に、少しだけ待ってあげてください。

ハムスターには疑似冬眠という仮死状態があります。もしかしたらハムスターはまだ生きているかもしれません。疑似冬眠から目を覚まさせてあげるために死亡確認方法を知る必要があります。

ハムスターの疑似冬眠とは

ハムスターの疑似冬眠は冬眠と名前がついていますが、春に目覚めるために行う冬眠とは異なり、目覚めることのない仮死状態です。死んでしまっているわけではありませんが、身体はゆっくりと死につつある状態だと言い換えることができます。

ハムスターは野生下での一部の種類を除いて冬眠を行うことはまれであり、急に動かなくなってしまった場合、仮死状態である疑似冬眠もしくは死んでしまっている死後硬直のどちらかであるといえます。

疑似冬眠の原因は低体温症やエネルギー不足です。冬の冷え込みなどで外気温が急激に低下すると、冷えた身体を温めるために褐色脂肪細胞とよばれる燃焼器官で皮下脂肪をエネルギーに変換し体温を上昇させます。小さなハムスターには上昇できる体温に限界があり、外気温の状態によってはエネルギー不足になることがあります。結果、低体温症を引き起こし、仮死状態である疑似冬眠に陥ります。

疑似冬眠は起こしてあげることができます。仮死状態のハムスターを蘇生させるために必要な、疑似冬眠と死後硬直の違いを見分ける死亡確認方法について説明します。

ハムスターの疑似冬眠の見分け方

動かなくなってしまったハムスターを優しくゲージから出し、状態を確認しやすい明るい場所で観察します。仮に疑似冬眠だった場合、身体を温める必要があるので暖かい部屋の机の上などが適しています。

急に意識を取り戻したハムスターが高所から落下しないように、机の中央で観察するか、ちゃぶ台などのあまり高さがないものを使用してください。ハムスターの下に毛布やタオルなどの柔らかくクッション性のあるものは敷かないほうが良いです。わずかな身体の動きや硬直具合が分かりにくくなってしまいます。

準備が整ったら、まずは毛並みを確認してください。疑似冬眠では毛並みの乱れや汚れは少なく、元気に動き回っていたときとあまり変わらないはずです。身体の弾力性や柔軟性はどうでしょうか。ハムスターは手足を縮こまって身体を小さく丸めているはずですが、優しく伸ばしてみてください。手足に固いこわばりがなく、お腹やわき腹にぷにぷにと弾力性があれば疑似冬眠の可能性が高くなります。

次にハムスターの細かい部位を観察します。まぶたが閉じているか、黒目が出ていないかを確認してください。ハムスターの眼は大きく、生きている場合、まぶたをしっかりと閉じることができます。ひげを優しく触ってみてください。わずかなでも反応があれば生きています。

最後に体温と呼吸を観察します。疑似冬眠状態にあるハムスターは正常時に比べ体温と呼吸数を非常に低下させています。健康なハムスターの体温は36度後半から37度以上であり、呼吸数は1秒に1回以上の回数です。一方、疑似冬眠では室温に近い温度まで体温を下げ、呼吸数も1分回に数回と少なくなります。

ハムスターの体温はそっと手でふれることで測ります。体温は疑似冬眠によって低下していますが、わずかでも温かさを感じる場合は生命活動を行っている可能性が高いです。呼吸数はおなかの動きをみることで測ります。最低でも1分間、ハムスターをじっと凝視してください。1度でもお腹が動けば呼吸をしています。

死亡確認の結果、疑似冬眠の可能性があると少しでも思った場合、すぐに仮死状態から起こす必要があります。

疑似冬眠の見分け方手順

  • ハムスターを観察しやすい場所に移動させる。
  • 毛並みの汚れや、身体の弾力性、柔軟性を確認。
  • 目の開閉、ひげの反応性を確認。
  • 体温と呼吸を確認。
  • いずれかの項目で疑似冬眠の可能性がある。
  • YES→疑似冬眠の起こし方の項へ NO→死後硬直の項へ

ハムスターの疑似冬眠の起こし方

ハムスターの疑似冬眠の原因は低体温症であることが多く、体温を正常値まで上げることで意識を取り戻す可能性が高いです。最初にエアコンの設定温度を変更して部屋の温度を上げてください。電気ヒーターがあれば使用したほうがいいですが、ハムスターに熱風が直接当たることは避けるべきです。

ペット用ヒーターがあれば毛布やタオルで巻き、ハムスターをその上に載せます。カイロでも代用できます。ペット用ヒーターやカイロを持っていないときには、人肌に加温したお湯をペットボトルに入れ、毛布や布で巻いたものを使用してください。ペットボトルは高温で溶けてしまうので、必ずお湯は人肌程度までの加温に留めましょう。焦ってお湯の温度を測ろうとして火傷しないよう十分に気を付けてください。

ドライヤーを使って体温を上昇させることもできます。これは動物病院で低体温症の犬や猫を回復させる方法であり効果的です。ドライヤーは温風が弱く出るような設定にし、ハムスターから50cmほど離して使います。50cmは手から肘までの長さを2倍にした長さなので目安にしてください。ハムスターに手をかざすようにして、間接的に風を当てることで、大体の温風の具合を感じながら、体温が急激に上がりすぎないように調整することできます。

ハムスターが目を覚まし動き出した場合、次のステップであるエネルギー補給を行います。人肌に温めた砂糖水が最もエネルギー補給に適しています。加温したお湯に、これ以上溶けないぐらい目いっぱいの砂糖を入れて砂糖水をつくってください。小さなスプーンや砂糖水を吸わせた綿棒などを使い、少量ずつ口元に持っていきます。

疑似冬眠から回復傾向にあるハムスターは、口元まで砂糖水を持っていけば自力で摂水できます。逆に身体は動いているが砂糖水を飲まない場合、体温をもう少し上げる必要があります。歩いて動き回るが砂糖水を飲まないときは、ゲージに戻して剥いたひまわりの種のようなカロリーの高い餌を給餌します。

ハムスターを疑似冬眠から起こすことができたら、しばらくの間、ゲージの中で様子を観察してあげてください。再び低体温症にならないようにゲージの周りにペット用ヒーターやカイロをおいて加温する必要があります。

疑似冬眠の起こし方手順

  • エアコンなどを使い室温を上げる。
  • ペット用ヒーターなどを使いハムスターの体温を上げる。
  • ドライヤーの温風でハムスターを温める。
  • ハムスターの意識や刺激への反応性を確認。
  • 意識や反応性が回復→次へ 回復しない→死後硬直の項へ
  • 人肌の温度の砂糖水を飲ませる。
  • 飲んで動きだした→ゲージへ戻し保温する。
  • 飲みたがらないが動き回る体力がある→ゲージへ戻し保温する。
  • 飲まない→体温の確保を続ける。
  • ハムスターの体調が回復した→高エネルギーの餌を与え、保温を続ける。
  • ハムスターの意識や反応性が全くないまま変化しない→死後硬直の項へ

ハムスターを疑似冬眠させない

疑似冬眠は死に直結する恐ろしい状態ですが、事前にしっかり対策することで予防することができます。ハムスターが快適に暮らしていける気温は20度より少し高いぐらいです。冬の間や、夜間の冷え込みが厳しい初春や晩秋はエアコンの電源を付けたままで過ごすことがベストです。

どうしてもエアコンを付けたままにできないときには、ハムスターのゲージの下にペット用ヒーターを設置するようにして下さい。寝床がある側の半面にヒーターを設置すると効果的です。

また、気温が下がりがちな季節に高エネルギーの餌を多く給餌することで、疑似冬眠の予防を行うことができます。ひまわりの種や乾燥野菜などの餌は高エネルギーであり、寒さから身を守る皮下脂肪を蓄えるために必要です。

一方、高エネルギーの餌の多給は肥満の原因になり、ハムスターの寿命を短くしてしまう可能性があります。エアコンやペット用ヒーターで加温してあげることでエネルギーの消費量を抑え、同時にある程度の高エネルギーの餌を給餌してあげることが重要です。

監修者コメント
増田 国充
ますだ動物クリニック院長/ 獣医師

ハムスターは冬眠するのか?というお問い合わせをよく頂きます。
本文にもある通り、実際はペットとして飼育されているハムスターが冬眠に至ることは基本的にはありません。おそらく、似た小動物としてシマリスは冬眠を行うため混同することがあるのかもしれません。北海道大学の山口良文教授らの研究で、冬眠する小型哺乳類は肝臓に十分なビタミンEを保持できる機能があることを解明しました。つまり、低温状態に耐えうるだけの肝臓の機能を有している動物種かどうかが冬眠を行えるかに関連しているかもしれない、ということになります。

こちらの記事もご覧ください

ハムスターの死後硬直

死後硬直とは亡くなってしまったハムスターの身体が残されたエネルギーを全て使い切って収縮している状態です。仮死状態である疑似冬眠とはことなり、死後硬直を起こしている動物は死亡しており蘇生することはできません。

死亡確認を行った結果、毛並みが汚れている、身体に弾力性や柔軟さがなくなっている、目が開いたままでひげを触っても動かない、体温や呼吸を感じられない場合、残念ながらハムスターは生命活動を終え、死後硬直をおこしていると考えられます。

死後硬直は死後数時間で始まり半日ほどかけて全身の筋肉を硬直させますが、解硬といって次第に硬直を和らげていき、死亡したときの柔らかさにゆっくりと戻っていきます。

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ハムスターの供養について

愛らしいハムスターが亡くなってしまうことはとても辛いことであり、遺体に時間をかけて寄り添ってあげたいと思うのは当然です。ですが、死後硬直が解硬する前にしてあげなければならないことがあります。ハムスターを供養してあげるために大切なことです。

解硬を迎え、死後硬直が解けた遺体からは唾液や腸液などの体液が漏れ出てきます。身体が汚れて腐敗が早まらないように、ガーゼやティッシュなどの吸水性のあるもので遺体を覆い、廊下やお風呂場などの直射日光を避けることができる冷暗所に移動させてください。氷嚢やドライアイスなどの保冷剤で冷やしてあげることも良い選択肢ですが、その場合は結露で遺体が濡れないように気を付けてください。

ハムスターを埋葬して供養する方法には、土葬、プランター葬、火葬の3種類があります。どの方法でも遺体を供養することができますが、それぞれメリットやデメリットがあります。生活スタイルに合わせて供養の仕方を選ぶことが重要です。

土葬やプランター葬は、庭やプランターに入れた土の中に埋葬する方法であり、経済的に優しく、花や草を植えることで遺体を供養できるというメリットがあります。カラスや猫などの野生動物が土を掘り返してしまう、腐敗臭が気になることがあるというデメリットがあります。

火葬には市町村などの行政組織に委託する方法や、ペット葬儀業者やペット霊園に葬儀を依頼する方法があります。火葬を行うには事前の連絡が必要であり、しばらく遺体を安置しなければなりません。また、経済的な負担もある程度必要になります。

ペット葬儀業者やペット霊園で火葬を行うと、葬儀というかたちでしっかりとした供養ができる、遺灰を残すことができるといったメリットがあります。

監修者コメント
増田 国充
ますだ動物クリニック院長/ 獣医師

ハムスターのようにからだの小さな動物は、体積に対する体表面積が広くなる傾向があるため、大柄な動物に比べエネルギーをより多く消費します。
また体から熱が逃げやすいため、とりわけ寒い時期には低体温に至りやすいという特徴もあります。そのため、強い冷え込みがあると室内であってもハムスターにとっては健全な生活を送るには厳しい条件となることがあります。また、高齢になると体力が落ちてきて自身の体温調整機能も低下する傾向にあります。そのため、室内温度には十分に気を遣ってあげましょう。

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まとめ

  • ハムスターは短命であり、突然亡くなることがある。
  • 動かなくなったとき、疑似冬眠と死後硬直を見分ける必要がある。
  • 毛並み、身体の弾力性・柔軟性、目の開閉、ひげの反応、体温、呼吸を確認する。
  • 疑似冬眠→起こす必要がある。死後硬直→供養してあげる。
  • 疑似冬眠の起こし方は体温を上げて、高エネルギー食を給餌する。
  • 疑似冬眠は室温を20度程度に保温し、適度な高エネルギー食を与えることで予防できる。
  • ハムスターの遺体は汚れないように吸水性のある素材で包む。
  • 直射日光を避けて冷暗所で保管する。
  • 埋葬の方法には土葬、プランター葬、火葬がある。

よくあるご質問

  • Q

    ハムスター を擬似冬眠させないようにするには、部屋の温度を何度にすれば良いですか?

    A

    温度は20度から少し高いくらいに設定し、湿度は40~60%を保ちましょう

  • Q

    ハムスターが動きません。目が開いている場合は死んでいるのでしょうか?

    A

    残念ながら死んでいる可能性が高いです。生きている場合は、まぶたをしっかりと閉じることができます。

  • Q

    ハムスターが死亡したときの特徴はありますか?

    A

    毛並みが汚れている、身体に弾力性や柔軟さがなくなっている、目が開いたままでひげを触っても動かない、体温や呼吸を感じられない、これらが特徴として挙げられます。

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この記事の執筆者

若林 薫氏

獣医師
ライター

若林 薫氏

獣医師
ライター

麻布大学を卒業し獣医師免許を取得、大手ペットショップで子犬・子猫の管理獣医師として勤める。その後、製薬企業での研究開発関連業務を経て、ライターとして活動する。幅広い専門知識を生かした記事作成を得意とする。

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