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ペットの死

2021.06.17

2022.12.05

猫の突然死。よくみられる原因と予防のためにあなたができること。

猫は突然死することがあります。疾患や事故が原因となり、ある日突然あなたの前から居なくなってしまうかもしれません。猫を守るためにはどうすればいいのでしょうか?突然死の原因を知り、予防法を実践することで救える命があります。猫を愛するあなたのために獣医師が解説します。

この記事の監修者

増田 国充氏

ますだ動物クリニック院長 / 獣医師

増田 国充氏

ますだ動物クリニック院長 / 獣医師

獣医師、防災士、2001年北里大学卒
2007年ますだ動物クリニック開院。診療に東洋医療科を加え、鍼灸や漢方による専門外来を実施。運動器疾患に対して鍼灸による治療を積極的に取り入れ、県内外から症例に対応する。また、鍼灸・漢方等で国内外で講演を実施。動物看護系専門学校非常勤講師兼任。

猫の突然死はなぜ起こる?

猫の寿命は15年前後とされていますが(※1)、残念ながら寿命を全うできずに亡くなってしまう場合もあります。猫の死因は腎臓病や心臓病などの疾患や交通事故や誤飲などの事故など多岐にわたります。その中で猫が突然死んでしまう突然死というものがあります。

猫に多い2つの突然死の原因

猫の突然死はなぜ起こるのでしょうか?海外の統計では猫の突然死の原因として事故と心疾患が大きな割合を占めることが報告されており、事故による突然死では交通事故が、心疾患による突然死では肥大型心筋症がよくみられる原因として挙げられています(※2)。

猫の心筋症とは

肥大型心筋症は心臓の筋肉(心筋)の厚みが異常に増してしまう疾患です。心筋の異常な肥厚によって血液が通過する心臓の内腔が狭まり全身に十分な血液を送れなくなります。これにより肺での酸素交換が上手におこなえなくなることによる呼吸不全や、血圧が維持できなくなることによる腎機能障害などが引き起こされます。

また、心筋の中を走行する血管が圧迫されることで虚血が起き、心臓を拍動させるための正常な働きを失っていきます。この結果、心拍動の異常である不整脈がみられます。

肥大型心筋症によって引き起こされる呼吸不全、腎機能障害、不整脈などの症状は猫の突然死の原因になります。

猫の血栓塞栓症

心筋症によって引き起こされる猫の突然死には血栓塞栓症とよばれるものもあります。

血流が停滞(うっ血)した心臓の中は血栓ができやすい状態になっています。この血栓が心臓の外へと流れ出て下半身の血管や腎臓の血管などを詰まらせる疾患を血栓塞栓症といいます。

特に腎臓の血管を塞栓させると急性腎障害を引き起こし、猫を突然死させる可能性があります。

猫におきる事故

交通事故による突然死は猫を完全室内飼育していない場合に発生します。猫の寿命においての統計では完全室内飼育の猫と比較して、外飼いの猫では2年半ほど寿命が短くなるとされており(※1)、またロードキル(交通事故などので路上で死亡した猫)についての統計では、年間35万頭ほどの猫がロードキルされていると推計されています(※3)。

猫の腎臓病

猫は腎臓が繊細であり、様々な原因による腎臓病を引き起こしやすい動物です。腎臓は体内の毒物や老廃物の排出を担う機能があり、腎不全ではこの機能の破綻により血液中の毒素による中毒症状によって、激しい嘔吐や下痢、神経症状を引き起こし、猫の体調を急激に悪化させて死に至らしめる可能性があります。

猫の慢性腎臓病は死因としてもっとも多いものの1つです。慢性経過を辿る疾患であり、症状を把握している飼い主にとっては愛猫の体調が徐々に悪化していく疾患ですが、病識がないと慢性腎臓病による慢性腎臓病が原因となって尿毒症を生じると、強い神経毒性によりひきつけ等の神経発作が生じます。
猫が突然死んだようにみえる場合があります。

一方、急性腎障害では慢性腎臓病に比較して、症状の進行が早い特徴があります。先述した肥大型心筋症による血栓塞栓が引き起こす急性腎障害や、動物が好む甘味がある腎毒性物質であるエチレングリコール(保冷剤の成分)を誤食することによる急性腎不全は突然死の原因になりえます。

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猫の突然死を予防するためには

愛猫が突然死んでしまう、居なくなってしまうことはとても耐えられるものではありません。突然死のリスクを少しでも下げるために飼い主にはできることがあります。

突然死の予防は飼い主や猫にとって日々の習慣を変更しないといけない場合があります。これは変化を嫌う猫にとってある程度のストレスになります。個体によってはとても嫌がり、新しい習慣との折り合いがつくまでに時間がかかることかもしれません。

あなたのことを飼い主として信頼している伴侶動物である猫にとってもっとも幸せなことはなんでしょうか?それは、より長く、健康にあなたと同じときを歩むことだと信じています。

今一度、愛する猫のために飼育方法を見直しましょう。

監修者コメント
増田 国充
ますだ動物クリニック院長/ 獣医師

急性腎障害は、腎臓に毒性のあるものを体内に取り込んでしまう場合と排尿に関するトラブルが多くを占めます。本文で紹介されたエチレングリコールは、車のラジエターに入れる不凍液です。甘味がありそれを口にして腎臓にダメージを与えます。自動車整備をされている環境では注意が必要です。
他に腎臓に毒性があるものにはユリ科の植物やブドウの誤食があります。ユリは茎や根に強い毒性を持っています。観賞用として室内に置いている場合は、猫の行動範囲におかないようにするとよいでしょう。尿路が何らかの原因で閉塞すると急性腎障害に至ります。
容体が急速に悪化しますので、トイレの様子には日頃から気配りをしておきましょう。

猫の異常に気が付く

猫の突然死の原因の1つである肥大型心筋症や慢性腎臓病は、徐々に病体が悪化していく疾患です。猫の異常に対して早期発見、早期治療をおこなうことで、できる限り病状の悪化を抑えることができ、また突然死の原因となる症状に対する治療もおこなうことができます。

これらの疾患をみつけるためには日々の健康観察と、定期的な動物病院での健康診断が有効です。日々の健康観察では猫が普段とは違う様子をしていないか、少し前と比べて行動や体格に変化がないかを観察します。

肥大型心筋症では開口呼吸や舌などの粘膜が青白くなるチアノーゼ、運動を嫌がるなどの症状がみられ、慢性腎臓病では多飲多尿や乏尿、欠尿などの症状がみられることがあります。

日々の健康観察では飼い主でないとわからない「その猫の基準となる健康状態」からのブレに気が付くことができる一方、突然死の原因となる疾患の中には目に見える症状がわかりにくいものも存在します。動物病院での健康診断はそのような厄介な疾患を見つけ出すために役に立ちます。血液検査やX線やエコーを用いた精密検査では直接目に見えない症状を見つけ出すことができます。

猫を危険から守る

交通事故は猫の突然死の大きな原因です。交通事故から猫を守るためには、完全室内飼育をおこなう必要があります。

いままで外で飼われていた猫を室内飼育するのは、心情的にも猫の行動的にもとても難しい問題です。ですが、自由に野外と室内を出入りできる環境で飼育されている猫は不幸な死を迎える可能性が格段に高くなります。

その理由は交通事故だけではありません。野外で蔓延するFeLV(猫白血病ウイルス)やFIV(猫エイズウイルス)への感染や、首輪やマイクロチップ未装着猫では公衆衛生的理由による保健所での捕獲、殺処分の危険性があります。

また、猫の外飼いはFeLVやFIVを他人の家庭猫に感染させてしまう、人に対して大きな症状を引き起こす猫ひっかき病の原因菌(バルトネラ菌)やSFTS(重症熱性血小板減少症候群)を保菌してしまうなどのトラブルの原因にもなりえます。

猫は愛玩動物であり、伴侶動物です。けっして野性動物ではありません。猫にとって制限のない自由は命を縮める劇薬です。愛猫を守ることができるのは責任ある飼い主、つまりあなただけなのです。

まとめ

  • 猫は突然死することがある。
  • 突然死の原因は肥大型心筋症と交通事故が多い。
  • 肥大型心筋症では心不全や不整脈、血栓症で突然死がおこる。
  • 交通事故は猫の外飼いが原因であり、年間約35万頭の猫が命を落としている。
  • 猫の突然死を予防するためには「疾患の早期発見、早期治療をおこなう。」「猫の完全室内飼育をおこなう。」
監修者コメント
増田 国充
ますだ動物クリニック院長/ 獣医師

猫が本来生きることのできる期間を残して命を落とすことは、猫を愛する人にとって喜ばしいものではありません。残念ながら屋外で生活するする猫、飼育猫であっても屋外に出る習慣のある場合は、常に病気やけがを負うリスクと背中合わせになっています。
野生動物や他の猫との闘争のほか、交通事故による負傷は非常に多いです。屋内であれば、異物の誤飲や中毒による影響も無視できません。病気に関しては早期発見早期治療のため、定期的な健康診断が重要です。猫はときどきいたずらをして、私たちの想像できないようなアクシデントに巻き込まれることがあります。猫が触れるべきものでないものは近くに置かないなど、日頃の注意が必要です。

参考文献

※1:一般社団法人 ペットフード協会 2020年(令和2年)全国犬猫飼育実態調査 結果
https://petfood.or.jp/topics/img/201223.pdf(参照2021-6-10)
※2:Causes of sudden and unexpected death in cats: a 10-year retrospective study.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC1476412/(参照2021-6-10)
Cardiac pathology findings in 252 cats presented for necropsy; a comparison of cats with unexpected death versus other deaths
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S1760273415000909?via%3Dihub(参照2021-6-10)
※3:NPO 法人 人と動物の共生センター 全国ロードキル統計調査
http://human-animal.jp/wp-content/uploads/2019/07/kaihou12.pdf(参照2021-6-10)

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この記事の執筆者

若林 薫氏

獣医師
ライター

若林 薫氏

獣医師
ライター

麻布大学を卒業し獣医師免許を取得、大手ペットショップで子犬・子猫の管理獣医師として勤める。その後、製薬企業での研究開発関連業務を経て、ライターとして活動する。幅広い専門知識を生かした記事作成を得意とする。

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