2024.01.30
インコは埋葬してもいい?土葬・プランター葬・埋骨について詳しく解説
インコの埋葬方法は、遺体を土に埋める土葬、プランター葬、または遺骨を埋める埋骨です。土葬やプランター葬は、遺体の腐敗・分解による臭いが発生し害獣・害虫によるトラブルの原因になることがあります。しかし、火葬をしてから埋める「埋骨」を選べば、これらの問題は激減します。他にもインコは納骨や散骨、手元供養も可能です。それぞれについて詳しく解説します。
ポイント
インコを埋葬する場合は火葬を行った遺骨を土に埋める「埋骨」をおすすめします。遺体のまま土に埋める「土葬」やプランターに遺体を埋める「プランター葬」はデメリットが多く、おすすめはできません。遺骨の埋骨であれば臭いが減り害獣・害虫の被害などの問題が起こりにくくなります。
インコの埋葬方法
インコを土に埋めて供養することを、埋葬と言います。
この埋葬は以下の3種類の方法にわけられます。
- 土葬
- プランター葬
- 埋骨
それぞれについて詳しく解説します。
インコの土葬
土葬は遺体をそのまま土に埋める供養方法です。
この「土葬」こそ、一般的な「埋葬」と言えますが、ペットの土葬は他人の土地など自身が権利を持っていない土地、川・公園などの公共の場など、仮にそこが思い出の場所であったとしても土葬することは法律上制限されています。
土葬のメリット
土葬のメリットは安いことです。
モニュメントや樹木、石灰(臭いを抑えて遺体が土に還るのを助ける)を購入する方もいますが、これらはなくても可能です。埋葬する穴を掘るためのシャベルなどの道具があれば土葬はできます。
土葬のデメリット
土葬は、遺体をそのまま埋めるため、死骸の腐敗による害獣・害虫・臭いによる近隣とのトラブル発生などのリスクがあります。
また、引っ越しをする場合は、一度土葬した遺体を掘り返し、引っ越し先に連れて行かなければ、無縁仏になってしまいます。
インコのプランター葬
プランター葬は、インコやハムスターなど小さなペットに適した埋葬方法です。
プランター(植木鉢)に遺体を埋めるため、自分の私有地でない場合や集合住宅に住んでいる場合にも行える方法です。
ただし、土が少ない分、遺体が土に還るまでに多くの時間を要します。
プランター葬のメリット
プランター葬のメリットは安いことと、引っ越しに対応できることです。
石灰や土、プランターのみなので、お金をかけずに供養ができます。
地面に土葬してしまうと、掘り返さない限り引っ越し先に連れて行けませんが、プランター葬ならば連れて行くことが可能です。
プランター葬のデメリット
デメリットは土葬と同じく、害獣・害虫・臭い・近隣とのトラブルなどのリスクです。
害獣を抑えようと思えば家の中にプランターを入れなければなりませんが、そうすると害虫や臭いを感じるリスクがあります。
プランターをベランダなどの外に置けば、害獣・害虫リスクが近隣とのトラブルを生む可能性があります。洗濯物も干しにくくなるでしょう。
インコの埋骨
埋骨とは、火葬をした後の遺骨を土に埋める供養方法のことです。
埋骨のメリット
火葬をしてから土に埋める埋骨ならば、遺体を土葬する方法に比べて臭いの発生が抑えられるため、害獣・害虫による近隣とのトラブルなどのリスクはほぼなくなります。
埋骨のデメリット
埋骨のデメリットは一度遺骨にする必要があるため火葬費用がかかることです。
体長10cm未満の小動物の遺骨が返るプランは、15,400円~が相場です。
インコを埋葬する葬送方法は埋骨がおすすめ
インコは土葬・プランター葬・埋骨と、3種類の「埋葬」から供養方法を選べますが、リスクの少ない埋骨をおすすめします。
供養とは、インコの冥福を祈ることです。自然に還そうと土葬を選んだのに、野生動物による掘り起こしが起きてしまっては、良い供養とは言えません。
害獣や臭いなどにより近隣とのトラブルを生めば、さらにインコが安らかに眠ることはできないでしょう。
供養はペットのために行うものであり、ペットのためにできる最期のことです。ペットのことを第一に考えて、より良い方法を選ぶ必要があります。
インコの埋葬以外の葬送方法について
インコは、土葬、プランター葬、埋骨の他に、火葬さえすれば納骨や散骨・手元供養でも供養が可能です。
火葬は供養方法の幅を広げ、自分に合った方法を選ぶ手段とも言えるでしょう。
納骨
納骨は、お墓・納骨堂・合同墓地で行います。
これらはペットだけを供養する「ペット霊園」やペット可の寺院、あるいは人間と一緒に眠れるお墓で行えます。
また、合同墓地ならば、近年人間のみ納骨できる霊園にも設置される傾向にあるため、より選択肢が広がるでしょう。
散骨
散骨は、海洋に出て行う海洋散骨と霊園で行う樹木葬があります。
手元供養
ご遺骨は手元供養をすることも可能です。
自宅に祭壇を作り今まで通り一緒に生活する供養方法です。
まとめ
- インコの埋葬は、遺体を土に埋める土葬、プランター葬、または遺骨を埋める埋骨がある
- 土葬やプランター葬は安価だが、害獣・害虫・臭い・近隣とのトラブルなどのリスクがあり、土葬は自分の所有地でしか行えない。埋骨は火葬費用がかかるが、害獣・害虫・臭い・近隣とのトラブルなどのリスクが低い
よくあるご質問
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Q
インコが死んだらどうすれば良いの?
Aインコが亡くなったら安置をしてください。そして、火葬業者や自治体に連絡して火葬をしましょう。遺骨は埋骨・納骨・散骨・手元供養から選んで供養をしてください。
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Q
インコは土葬しても良いですか?
A私有地以外など自身が権限を持っていない場所に、インコの遺体や遺骨を埋葬することは法律上制限されます。近所の山に埋葬したい場合などは、必ず地権者様の許可をとりましょう。
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この記事の執筆者
竹田 恵氏
ペットシッター士
ライター
竹田 恵氏
ペットシッター士
ライター
2017年よりライターとして活動中。子供の頃から動物好きで、猫、ハムスター、うさぎの飼育経験あり。現在はシーズー犬と一緒に暮らしている。犬は他の動物と比べて人間と密な生活になるため、ペット関係の資格を取得した。
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