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ペット火葬

2022.09.22

2022.11.14

ペット火葬は無料で出来る?民間業者と自治体の違いを解説

ペットの火葬を無料でできる自治体もあります。しかし、この場合は、ペットのご遺体をゴミと一緒に焼却処分されるかもしれません。では、どうしたらペットの火葬を安価にできるのでしょうか。民間業者のペット葬儀と自治体でのペット火葬を比較します。

ペット火葬は無料で済ませられる?

ペット火葬を無料で済ませようとするなら、ご遺体を廃棄物として処分する自治体に依頼するしかありません。

しかし、ペットのご遺体をゴミと一緒に処分する自治体ばかりではありません。
地域によってはご遺骨が戻るところもあれば、ご遺骨の返却有無を選べる自治体もあります。

また、ペットの火葬を自分で行えば無料で済むと考えがちですが、異臭や火事の危険性等、トラブルの原因になりかねません。
ペットの葬儀でトラブルを生んでしまうと、悔いの残るお見送りになります。
きちんと供養してあげるためにも、自分で火葬をするのはやめましょう。

では、どうすればより安く、安全にペットの火葬を行うことができるのでしょうか。
それにはまず、自治体とペットの葬儀会社の違いを把握しておく必要があります。

自治体と葬儀業者の違い

自治体とペットの葬儀会社にはどのような違いがあるのでしょうか。

大きな違いは、民間業者には固定炉で行う火葬とセレモニーカー(火葬車)で行う「移動火葬」があることです。

移動火葬は、固定炉よりも安価に火葬が可能です。そのうえ、駐車場などの条件が整っていれば、ペットが慣れ親しんだ自宅で火葬をすることも可能です。
また、移動火葬は24時間対応してくれる業者が多くあります。
こうしたサービスは、民間ならではと言えるでしょう。

次に、自治体とペット葬儀会社、それぞれの特徴をまとめてみます。

自治体

  • ペット葬儀会社より価格が安い
  • 火葬や申し込みが平日に限られるところが多い
  • 自治体によって対応が違う
  • 遺骨が返らない合同火葬しか行っていないところがある
  • 自治体によってはゴミとして処理される
  • ひつぎにお供え物を入れられない自治体が多い

葬儀会社

  • 自治体より価格が高い
  • 24時間いつでも対応してくれる業者も多い
  • ペットの体重や種類により料金が分かれている
  • 予算に応じたプランを選べる
  • 個別火葬や合同火葬などのプランが多い
  • セレモニーをつけられる
  • 移動火葬なら自宅でできる可能性がある
  • お経や祝詞をあげてもらえる
  • ひつぎにお供え物を入れられる

自治体の対応は、地域によって全く違います。
お住いの自治体でどのような対応をしているかは、事前に調べてみてください。

ペット移動火葬の費用・相場

次に、ペット葬儀会社の中でもより安価な移動火葬について解説します。

まずは移動火葬の費用相場を確認しましょう。

  引取合同火葬 引取個別火葬 家族立会火葬
極小動物 8,500円 15,400~18,700円 17,600~22,000円
2kg未満 15,400円 18,700~22,000円 20,900~27,500円
2kg~5kg 18,700円 22,000~24,200円 23,500~29,700円
5kg~10kg 22,000円 25,300~27,500円 24,200~33,000円
10kg~15kg 27,500円 30,800~33,000円 26,400~38,500円
15kg~20kg 33,000円 36,300~44,000円 31,000~40,700円
20kg~25kg 37,400円 40,700~49,500円 38,500~55,000円

一番安価なのは引取合同火葬です。
これがなぜ安価なのかというと、いくつかのペットのご遺体を一緒に火葬することで、手間や燃料費、移動費、人権費がまとまります。
そして、大きな違いはご遺骨が残らないことです。

手厚い供養をすればするほど高価になりますが、それには線香や骨壺、お経、人件費などの代金が反映されているということです。

自治体の火葬について

自治体の火葬は自治体によって対応が違います。

まずは、実際の例を挙げて自治体の火葬にもさまざまな種類があることを確認しましょう。

   ご遺骨 ゴミとして処理されるか   立ち合い・お骨上げ  出張引取り  費用 
北海道札幌市 返らない されない 不可 なし 850~5,100円
青森県五所川原市 返る されない 可能 なし 3,140~15,820円
岩手県盛岡市都南 返らない される 不可 なし 2,100円/体
福島県福島市 返る されない 不可 あり 返骨で3,000円/1頭
返骨なしで2,000円/1頭
群馬県桐生市 返る されない 記載なし なし 1,100~5,500円
東京都豊島区 返らない されない 記載なし なし 1頭につき3,000円
東京都北区 返らない されない 記載なし なし 1頭につき3,000円
東京都町田市 返らない されない 記載なし あり 1体につき2,500円

表にはありませんが、東京都国分寺市は、ペットの火葬を自治体では行っていません。
ペット供養ができる寺院を紹介されます。※1
こうした自治体もあるほど、自治体の対応はいろいろです。

そのため、安価に済みそうという個人の印象で自治体を利用すると、思っていたものとは違う結果になることもあります。
考えていたお見送りと違う、ペットのご遺体をゴミと一緒に焼却処分をされてしまい供養とは言えないものになってしまうでしょう。

自治体で火葬を済ませたいときは、お住いの自治体での火葬方法をきちんと調べてから、民間のペット葬儀会社と比較してください。

より安くペット火葬業者を利用するには見積もりをとること

ペット葬儀会社の火葬は体重や出張費で決まることが多いため、実際の火葬費用がわからないことが多いと言えます。

よく調べないまま申し込んだら高くついた、思っていた供養とは違った、ということも有り得ます。民間のペット葬儀会社を利用するときは、見積もりをきちんと取るようにしましょう。

ペット火葬の種類

ここまで確認してきたように、ペット火葬には種類があります。
簡単に解説しておきます。

移動火葬と固定炉での火葬

移動火葬とはセレモニーカーによる火葬です。
車の中で火葬をするため、業者が飼い主の家まで来てくれます。

固定炉での火葬は、ペット霊園やペットの供養ができるお寺などで行っています。
まれに、人間が使う自治体の火葬場でもペットの火葬を行っているところもあります。

合同火葬

合同火葬は、移動火葬・固定炉での火葬・自治体の火葬で取り扱いしています。

いくつかのペットのご遺体を一緒に火葬するため、安価ですがご遺骨は返りません。
火葬が終われば、そのまま合祀(ごうし)されます。

個別火葬

個別火葬とは、ペット1体ずつ火葬をしていくことを言います。人間の火葬と同じです。
そのため、ご遺骨が返りますし、プランによっては立合いやお骨上げが可能です。

立会火葬

立会火葬とは、火葬に立ち会えることを指します。

立会個別火葬と、立会合同火葬の2種類があります。

ペットの火葬後の供養について

ペットのご遺骨の供養方法は、大きく分けて以下の4つが挙げられます。

  • 納骨(お墓か納骨堂)
  • 合祀
  • 散骨(ペット霊園か海洋散骨)
  • 埋骨(自身の土地のみ)

この中で最も高価なのが、お墓への納骨です。お墓を新たに建てるとなると、尚のことお金がかかります。

この中で一番安価なのが合祀です。
合祀は人間の墓地にあるペット用合祀墓や、ペット霊園にある合祀墓、納骨堂にあるペット用合祀墓から選びます。

合祀をすれば管理費がかからないため、1回費用を払えば良いところがほとんどです。
費用はだいたい10,000円です。

合祀は安価ですがきちんとした供養方法なので、安価に済ませたいときや、ペットのお墓を継ぐ人がいないときなどはおすすめです。

そのため、より安価にするならば、合同火葬をして、そのまま合祀墓に入れてもらうプランが一番安く済むでしょう。

他に、比較的安価なものとして納骨堂があります。
納骨堂はペット霊園と、人間用納骨堂のペット可の施設の2カ所がありますが、ペット霊園の納骨堂の方が安価です。

人間の納骨堂は使用期間が決まっているため、それより先は永代供養にまわります。管理費を支払う期間が決まっている分、お墓よりも安価です。さらに、お墓参りなども天気に左右されません。

また、納骨堂にもさまざまなプランがあります。
この中から安価なものを選ぶこともできるため、選択肢が多いというメリットもあります。

まとめ

  • 自治体のペット火葬は、自治体によって対応が違う
  • ペット火葬を無料で済ませたいなら、ご遺体を廃棄物として処分する自治体に委託するしかないが、この場合も自治体によっては有料
  • ペットの火葬は危険なので、自分では行わない
  • 一番安価なのは引取合同火葬にして、そのまま合祀すること
  • ペット火葬の詳細金額はホームページだけではわからないため、安く済ませたいなら見積もりをとっておくこと
  • ペットのご遺骨の供養は、納骨(お墓か納骨堂)、合祀、散骨(ペット霊園か海洋散骨)、埋骨の中から選ぶ。
  • 比較的安価なご遺骨の供養は、合祀。次に納骨堂
参考文献

※1:犬や猫が死んでしまったら|国分寺市
https://www.city.kokubunji.tokyo.jp/kurashi/1011090/1011339/1007875.html

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この記事の執筆者

竹田 恵氏

ペットシッター士
ライター

竹田 恵氏

ペットシッター士
ライター

2017年よりライターとして活動中。子供の頃から動物好きで、猫、ハムスター、うさぎの飼育経験あり。現在はシーズー犬と一緒に暮らしている。犬は他の動物と比べて人間と密な生活になるため、ペット関係の資格を取得した。

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