2021.06.30
2023.12.25
ペットのお墓はどこに作るべき?お墓の種類や供養方法を紹介

ペットが亡くなった後、お墓はどこに作ったら良いのか迷いますよね。
自宅にお墓を作る際には、墓石が必要なのか、火葬と土葬はどちらが良いのかなど気になることはたくさんあります。
また、納骨方法も現在では樹木葬や一緒に入れるお墓まで幅広く登場しています。
この記事では、ペットのお墓の作り方や納骨場所、種類などを詳しくまとめました。
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この記事の監修者

齋藤 鷹一氏
大森ペット霊堂
前代表 現アドバイザー
特定非営利活動法人SPA代表理事
齋藤 鷹一氏
大森ペット霊堂
前代表 現アドバイザー
特定非営利活動法人SPA代表理事
ペット葬儀業界の透明化を目指し、2017年より大森ペット霊堂で代表を勤めた。動物への愛情を訴え続け、現在は命を救う活動に専念をする。亡くなった命にも生きている命にも同等の尊厳を持たなければペットの仕事をしてはいけないと感じている第一人者。
ポイント
ペットのお墓は大きくわけて3つの種類があります。
1つ目は、自宅の庭にお墓を建てる。
2つ目は、ペット霊園を利用する。
3つ目は、ペットと一緒に眠れるお墓です。
ペット霊園やペットと一緒に眠れるお墓を希望する際は、必ず霊園に足を運ぶことをおすすめします。霊園までの交通事情や霊園の雰囲気、スタッフの対応は、行ってみなければわからないからです。自宅に建墓する場合は、日当たりの良い場所を選び線香等のお供物の使用には近隣住民への配慮をして行いましょう。
ペットのお墓の現状について
ひと昔前は、ペットが亡くなると自宅の庭に遺体を埋める「土葬」が一般的でした。現代では庭のないマンションで生活する人が増え、一軒家でも近隣との距離が近く、臭いや害虫・害獣リスクを考えると土葬は基本的に難しいと言えます。
さらには、ペットも家族であると考える飼い主が増えたため、ペットも手厚く供養してあげたいと望む飼い主も増えました。
ペットのお墓は、庭に建墓をする方法と、ペット霊園を使用する方法、人間とペットが一緒のお墓に入る方法の3種類あります。
それぞれについて詳しく解説します。

自宅で供養するというご家族もいれば、霊園へ納骨をするご家族と様々な方法があります。
埋葬をする前には、上記にも記載がありますが、必ず私有地や許可を得ている土地で行ってください。
許可なく場所で埋葬をしてしまいトラブルに至った事例を見受けます。
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自宅の庭にペットのお墓を建てる場合
庭に建墓をする方法は、火葬をした後の遺骨を埋める「埋骨」という手段になるため、土葬よりもはるかに臭いや害虫・害獣の被害を抑えられます。さらには、ペットが土に還る時間も短縮されます。小動物ならプランター(植木鉢)をお墓の代わりにするプランター葬もおすすめです。
庭にお墓を建てる
火葬をして手元にある遺骨を自宅の庭に埋骨する方法を解説します。
土葬よりも遺骨の埋骨が適切な理由は以下のとおりです。
- 腐敗臭や虫の発生トラブルを回避できる
- ほかの動物に掘り起こされにくい
- より早く自然に還すことができる
また、遺骨が土に還るまで数年から数十年かかります。より早く遺骨を自然に還したい場合は、「粉骨」という遺骨を粉状にするサービスを受けてから、埋骨すると良いでしょう。
なお、遺骨の臭いについては、感じられる方ばかりではありませんが臭いを感じた場合は、石灰を使用すると臭いを抑えることができます。石灰は遺骨の重さと同じ量を用意しましょう。
遺骨を埋葬するために注意すべきこと
ペットを埋骨し、お墓を庭に作る際は、以下のような場所を選んでください。
- 埋葬する際に広さや深さを確保できる場所
- 人の目が届く場所
- 日当たりが良く風通しの良い場所
- 雨水などがたまらない、水はけが良い場所
- 人が歩かない、車も通らない・停めない場所
- 線香を使用したい場合は、人通りの多い場所の近くや住宅地を避ける
お墓を作るのに必要な道具は以下のとおりです。まずはこれらをそろえましょう。
- スコップなどの穴を掘る道具
- 石灰or腐葉土
- 木綿やガーゼなどの自然に還る素材の布(遺骨を包める大きさのもの)
- 墓石or樹木
- お線香や花などの供物
穴は最低でも1メートル以上は掘ってください。害獣による掘り起こしや、大雨で遺骨が流れてしまうことを避けられます。
土を掘りやすくするには、事前に水をまいておくと良いでしょう。
手順については後の項目で詳しく解説します。
墓石は以下の種類が販売されています。
プレートタイプ
プレートタイプは、板状の大理石にペットの名前や誕生日、シルエットなどを掘ったもので、形状やカラーなどのバリエーションも豊富で価格もお手頃です。
墓石タイプ
プレートタイプよりも立体的に作られた墓石です。
花や水受けなどがついているものも多く、墓石の中に納骨ができるタイプも存在します。
プレートタイプより立派なお墓を作ることが可能です。
樹木を植える
墓石の代わりに樹木を植える方法です。
目印として残りやすく、シンボルツリーとして残すことが出来ます。
樹木葬に使用する樹木に特に決まりはないため、好きな樹木を植えてあげると良いでしょう。
自宅でお墓を作る方法
お庭にお墓を作る方法を紹介します。
ここで紹介する手順は、火葬をして遺骨にしてあることが前提です。
穴を掘る
お墓を作りたい場所に、穴を掘ります。
穴のサイズは、遺骨の大きさによって異なりますが、最低でも1メートル以上の深さが必要です。
遺骨を入れる
※
穴を掘ったら、底面に用意した石灰の半分をまいてください。石灰がない場合は、腐葉土でも良いでしょう。微生物が活性化し、遺骨が土に還ることを促してくれます。
遺骨を骨壺から取り出し、自然に還る素材(ガーゼなど)にくるんで穴の中に安置します。
土に還りにくいプラスチックや化学繊維などは、入れないように注意をしてください。
土をかぶせる
遺骨を安置したら、残りの石灰や腐葉土を撒き、土をかぶせます。
この際、お花やおやつなどを遺骨の傍に置いても構いません。遺骨が見えなくなるまでは、丁寧に土を被せると良いでしょう。
お花や線香など供物を供える
最後に、線香やお花を供えて手を合わせ、ペットの冥福を祈ります。
お供えに適したお花の種類は、以下のとおりです。
- キク
- カーネーション
- ユリ
- リンドウ
- スターチス
- トルコキキョウ
など
お供えに使用するお花の色は、白を中心とした淡い色合いのものが適しています。
何をお供えしたら良いのか分からないという方は、「仏花」として販売されている花束を選ぶと間違いないでしょう。
ただし、線香に関しては屋外になるため、まわりの家への配慮が必要です。火災にも十分に注意をしてください。
遺骨を取り出した骨壷について
遺骨を取り出したあとの骨壺は、陶器製ならお茶碗などと同じ方法で処分できます。
ただし、自治体によっては骨壺を回収しないので、ハンマーなどで粉砕をしてから出すと良いでしょう。※1
石製の骨壺は大理石でできているため、自治体によって処理方法が変わります。
処理方法が分からない場合は、石材店に問い合わせてみるか不用品回収業者などに依頼しましょう。※2
また、骨壺をどうしても一般ゴミで出したくない際は、ペットの遺品専門の供養業者に依頼してください。※3
墓を建てる場所(土地)がない場合
庭がない家や集合住宅の場合は、ペットのお墓を建てることは難しいでしょう。
公共の場所や河川、道路、公園、山林などにお墓を建てることは出来ません。
必ず自分の土地で行ってください。
プランター葬
プランター葬は、小動物に向いている供養方法です。
ペットの遺骨が入る大きさのプランターがあればすぐに供養をしてあげられます。そのうえ、引っ越しの際も容易に連れていけるでしょう。
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ペット火葬2021.05.06
ペット火葬用おすすめのお花5選!~色合いや花言葉が選ぶポイント~
ペット霊園でお墓を建てる
現在では、ペット霊園を利用して供養をする方が増えています。
ペット霊園の選び方は、以下のポイントを確認しましょう。
- お墓参りに通える場所であること
- 自分に合った埋葬方法がある
- 永大供養料や利用料が適切である
- 清潔感のある施設である
- スタッフの対応が良い
ペット霊園を選ぶ際には、実際に希望する霊園を利用している方の評判や口コミを参考にする方法もおすすめです。
一度埋葬してしまうと、掘り返すことは困難であるため、利用する前に一度足を運んで確かめると安心です。
また、ペット霊園で行う供養の費用は、霊園により変わります。
一般的なペット霊園での供養方法は、以下のとおりです。
納骨堂で供養する
納骨堂とは、いわば屋内のお墓です。
一般的には棚タイプとロッカータイプがあり、個別に骨壺や写真立て、花などを飾れるスペースがあります。
棚タイプやロッカータイプは年10,000円~で利用できる霊園が多いものの、棚の大きさや高さ、霊園により価格が変動します。使用料や管理料、更新料についても事前に確認をしてください。
ペット霊園にお墓を建てる
ペット霊園では、人間のお墓と同じように、ペットにも個別のお墓を建てられます。
費用感は100,000~300,000円に加えて、年間管理費がかかります。
合同墓地
合同墓地の費用相場は、霊園によって価格は変わりますが10,000円前後で年間管理費がかかりません。
ただし、合同墓地に納骨をしたら、二度と手元に遺骨を戻すことはできません。
このことを知っていて利用するなら良いのですが、後から遺骨を移動したい気持ちがある場合は、合同墓地はおすすめできません。
また、近年はペット霊園だけでなく、人間専用の墓所にペット用合同墓地が設けられる霊園もあります。こうした場所なら人間のお墓参りと一緒にペットにも参ってあげられるため、より長く供養をしてあげやすいでしょう。しかし、すべての霊園に対応しているわけではありません。
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ペットと一緒のお墓に入る
人間とペットが一緒に入れるお墓も少なからずあります。とても人気なので、こうしたお墓が欲しい場合は事前に情報収集をしてください。
また、このタイプのお墓は人間の霊園の一角にあり、ペット霊園にはありません。
ペットを連れてお参りに行く際は、マナーにもじゅうぶん注意をしてください。
費用は立地や施設の有無により左右されるため、相場は120万円~300万円と開きがあります。加えて、年間管理費が10,000円前後必要です。
ペットと一緒のお墓の選び方
ペットと一緒のお墓を選ぶ際は、立地、設備、金額はもちろんですが、永代供養がついているところを選ぶとより安心です。
飼い主が元気な間は飼い主自ら供養できますが、飼い主亡き後どのようになるのかを、しっかり質問してください。
そして、飼い主とペットが一緒に永代供養にまわる霊園を選びましょう。せっかくペットと一緒のお墓を購入しても、永代供養にまわった途端に離れ離れでは元も子もありません。
また、どのような場合に永代供養にまわるのかも確認してください。
例えば、「管理費が3年間払われなかったら永代供養にまわる」などの条件があります。
飼い主が死亡してペットと一緒にお墓に入ったあと、何年分のお金を残しておけば良いのかがこの回答によって決まります。
そして他にも大切なのが、バリアフリーと霊園の大きさ、ペットと一緒にお参りできるかどうかです。
飼い主もペットも歳を取ります。霊園はもちろん、お墓自体に段差がある場合も長年のお参りはできないでしょう。霊園すべてがバリアフリーのところなら安心です。
それと同じように、広大な霊園も向きません。ペットと一緒のお墓は動物がきらいな人への配慮から、霊園の隅にあることが多く、そこにたどり着くまでに時間がかかるようでは、年を取ってからのお参りはできません。できるだけコンパクトな霊園を選ぶと良いでしょう。
さらに、ペットがお墓に眠っている子だけとは限らないので、できれば犬くらいは一緒にお参りできる環境だとより購入しやすくなります。
その際は、「人間だけのお墓の中を通るときに抱える必要がある」などの条件をよく確認してください。
お墓への粗相の可能性を考慮して犬を連れる場合は、迂回が必要なところもあります。こうなると、広大な霊園と大差がなくなってしまいます。
お墓を買う際は、長い目で見て購入することと、必ず現地に足を運ぶことが大切です。
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供養というものは、他人が決めることでなく自分自身で考えることです。
一番近くにいたご家族が決めたことを、ペットさんは嫌と思うことはないでしょう。その子の為に考えて行動をしようとする姿も1つの供養の形だと私は思います。たくさん悩み、納得のいく供養の方法をお選びください。
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まとめ
- ペットのお墓は、庭に建墓をする方法と、ペット霊園を使用する方法、人間とペット一緒のお墓に入る方法の3種類
- 遺骨から臭いを感じたら、石灰を使用すれば臭いを抑えることができるため、自宅での建墓やプランター葬の際は利用する
- 埋骨の際、土は最低でも1メートルは掘ること
- プランター葬は、小動物に向いている供養方法で、庭に建墓をする方法の一種
- ペット霊園での供養は、納骨堂・建墓・合同墓地の3種類
- 合同墓地に納骨をしたら、二度と手元に遺骨を戻すことはできない
- 人間とペットが一緒に入れるお墓も選択肢のひとつ
よくあるご質問
-
Q
ペットのお墓を自宅の庭に建ててもいいですか?
A私有地であれば可能です。他人の土地や公共の場所、道路、河川などにお墓を建てるのは法律で禁止されています。必ず自分の土地で行いましょう。また、お墓を作ったあとにお線香を使用したい場合は、人通りの多い場所の近くや住宅地を避けて建墓をしてください。なぜなら、臭いや煙へクレームが出る場合や、火災のリスクがあるからです。
-
Q
遺骨になったペットのお墓を作る際に注意することはありますか?
A自宅にお墓を建てるリスクは、臭いや害獣・害虫が発生する可能性があること、引越しや逝去でペットが無縁仏になる可能性があることです。
-
Q
家にお墓をつくる場所がない場合はどうしたらよいでしょうか?
Aペットのご遺骨の供養方法は、家にお墓を作ることだけではありません。手元供養やペット霊園での供養、散骨などの方法があります。また、小動物の場合は、プランターをお墓代わりにする「プランター葬」も選択肢のひとつです。
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Q
ペットと一緒のお墓って、普通のお墓と何が違うのですか?
A一般的な墓所では、ペットの供養が出来ません。人間のご遺骨のみ、供養が可能です。対してペットと一緒のお墓は、文字通りペットと共に一緒のお墓に入ることができます。「死んだ後も一緒にいたい」と考えるならば、こうした方法もひとつの手段です。ただし、ペットと一緒のお墓は数が少ないため、希望をする場合は早めに情報を集めましょう。
-
Q
ペットのご遺体をそのまま土葬するのと、ご遺骨を埋骨するのってどう違うのですか?
A土葬は、ご遺体をそのまま土に埋めるため、臭い・害虫・害獣の被害が多く発生するでしょう。近隣との距離が狭い戸建や庭がない一軒家、集合住宅が一般的となった現代の供養方法にはそぐわないと言えます。さらに、ご遺骨が土に還るまでの時間も長くかかります。
対してご遺骨を埋骨する方法ならば、ご遺骨が土に還るまでの時間を短くできます。そのうえ、臭いや害獣・害虫リスクも比較的抑えられます。
※1:ペットの遺骨処分にお困りではないですか?(参照2020-12-21)
https://saitama-pet-memorial.com/%E3%83%9A%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%AE%E9%81%BA%E9%AA%A8%E5%87%A6%E5%88%86%E3%81%AB%E3%81%8A%E5%9B%B0%E3%82%8A%E3%81%A7%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%A7%E3%81%99%E3%81%8B%EF%BC%9F/(閲覧日:2023/12/25)
※2:骨壺や骨箱の正しい処分方法について
https://funkotsu-service.com/kotsutsubo_shobun.html(閲覧日:2023/12/25)
※3:ペット用品のご供養
https://www.bestworkers.jp/services/memento/for-your-pets/(閲覧日:2023/12/25)
こちらの記事もご覧ください
※1当社運営ペット葬儀サービスに対するお客様アンケート:詳細はこちら ※2 弊社運営ペット葬儀サービス全体のお問い合わせ件数
この記事の執筆者

原 京子氏
動物看護士
ライター
原 京子氏
動物看護士
ライター
24時間急患対応の動物看護士として勤務。
その後、動物園飼育スタッフやペットショップ生体販売員など数多くの動物業界を経験し、現在はペットと飼い主さんへwebライターとして正しい知識を配信している。
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