2021.06.30
2023.09.11
ペットのお墓はどこに作るべき?お墓の種類や供養方法を紹介

ペットが亡くなった後、お墓はどこに作ったら良いのか迷いますよね。
自宅にお墓を作る際には、墓石が必要なのか、火葬と土葬はどちらが良いのかなど気になることはたくさんあります。
また、納骨方法も現在では樹木葬や一緒に入れるお墓まで幅広く登場しています。
この記事では、ペットのお墓の作り方や納骨場所、種類などを詳しくまとめました。
ペット葬儀専門の相談員に
なんでもご相談ください。
※ 紹介する加盟店により対応できない場合がございます。

ペット葬儀専門 サポートダイヤル
0120-892-038

※ 紹介する加盟店により対応できない場合がございます。
この記事の監修者

齋藤 鷹一氏
大森ペット霊堂
前代表 現アドバイザー
特定非営利活動法人SPA代表理事
齋藤 鷹一氏
大森ペット霊堂
前代表 現アドバイザー
特定非営利活動法人SPA代表理事
ペット葬儀業界の透明化を目指し、2017年より大森ペット霊堂で代表を勤めた。動物への愛情を訴え続け、現在は命を救う活動に専念をする。亡くなった命にも生きている命にも同等の尊厳を持たなければペットの仕事をしてはいけないと感じている第一人者。
ペットを供養する方法
ペットの埋葬は、自宅の庭にお墓を建てたり、仏壇で手元供養をしたりする方法があります。
自宅にペットを埋葬して供養する方法は、ペットをいつも身近に感じられるというメリットがあります。
しかし、庭に埋葬をしてしまうと、引っ越しの際などに連れていくことができないなどの欠点も存在します。(※1)
庭に埋葬して供養する
ペットの遺体をそのまま土葬する方法は、一昔前まで一般的な埋葬でした。
人間の遺体とは異なり、ペットは自宅の庭や私有地であればそのまま埋葬することが可能です。
庭にそのまま埋葬する場合には、雨で土が流れたりほかの動物に掘り起こされたりしないよう、最低でも1メートルの深さが必要です。
また、公園などの公共の場所や他者の私有地に埋葬することは、法に触れるためやめましょう。

ご納得の行く特別なお見送りの形
「ありがとう」が伝わる葬儀にする。そんなお見送りで悲しみを少しでも和らげるよう、 私たちはご遺族を支えていきたいと考えています。
自宅での葬儀
家族立ち合い
セレモニー
家族でお骨上げ
骨壺に納めご返骨
霊園への埋葬
自宅の仏壇で供養する
遺骨を庭や霊園などに埋葬した後の供養や、遺骨をそのまま置いておく手元供養として、自宅にペット用の仏壇を作るのが現代においては一般的のようです。
仏壇風に飾り付けた棚に置く、人間の仏壇の隅をペット用にする、ペット用の仏具を購入するなど、方法はさまざまです。
現在では自宅に置けるペット専用の仏具も多く販売されています。
ペット用の仏具は、手頃な価格のものも多く、名前や写真を刻める位牌や遺影、可愛いものから本格的なものまで幅広く販売されていておすすめです。

自宅で供養するというご家族もいれば、霊園へ納骨をするご家族と様々な方法があります。
埋葬をする前には、上記にも記載がありますが、必ず私有地や許可を得ている土地で行ってください。
許可なく場所で埋葬をしてしまいトラブルに至った事例を見受けます。
プロフィール詳細を見る
ペット霊園での供養
現在では、ペット霊園を利用して供養をする方が増えています。
ペット霊園の選び方は、以下のポイントを確認しましょう。(※2)
- お墓参りに通える場所であること
- 自分に合った埋葬方法がある
- 永大供養料や利用料が適切である
- 清潔感のある施設である
- スタッフが良心的な対応である
ペット霊園を選ぶ際には、実際に希望する霊園を利用している方の評判や口コミを参考にする方法もおすすめです。
一度埋葬してしまうと、掘り返すことは困難であるため、利用する前に一度足を運んで確かめると安心です。
一般的なペット霊園での埋葬方法(供養方法)は、以下の通りです。
納骨堂で供養する
納骨堂とは、いわば屋内のお墓です。
一般的には棚タイプとロッカータイプがあり、個別に骨壺や写真立て、花などを飾れるスペースがあります。
屋外の墓地で供養する
屋外墓地では、複数のペットを一緒に埋葬する合同墓地と、個別に墓石や塔婆を設ける個別墓地があります。
合同墓地の方が価格が安くなるため、費用を抑えたい方や一人ではかわいそうだと考える方におすすめです。
自分のペットだけを供養したい場合や、これからもお墓に入るペットがいる場合には個別墓地がおすすめです。
散骨にする
ペットのお墓にも、お花畑葬や樹木葬、海洋葬といった散骨を扱かっている霊園もあります。
散骨を希望する場合には、粉骨(遺骨を粉砕する)をしてから行う方法が一般的です。
散骨は、まだ取り扱っている霊園が少ないことが欠点です。
また、散骨をする場所は指定されている場合もあるため、個人では行わず散骨を取り扱っているペット霊園へ依頼するようにしてください。
ペットと一緒のお墓に入る
現在では、ペットは家族の一員であるという考え方が主流になりつつあります。
そのため、亡くなった後は一緒のお墓に入りたいと考える方も増えています。
一部の霊園やペット霊園では、ペットと一緒に入ることのできるお墓が登場しています。
まだ、数が少ないので希望する場所にお墓がない場合があることなどが欠点ですが、気になる方は取り扱いのある霊園に問い合わせてみると良いでしょう。(※3)
自宅にお墓を建てるペット用墓石の種類
自宅の庭にお墓を作る場合、どのような墓石があるのでしょう。
庭の雰囲気を損ねてしまうのでためらってしまう方もいらっしゃると思いますがここでは、ペットのお墓に良く利用される墓石を紹介します。
プレートタイプ
プレートタイプは、板状の墓石にペットの名前や誕生日、シルエットなどを掘ったものです。
シンプルでコンパクトなものも多く、費用がお手頃なことが特徴です。
形状やカラーなどのバリエーションも豊富です。
墓石タイプ
プレートタイプよりも立体的に作られた墓石です。
花や水受けなどがついているものも多く、墓石の中に納骨ができるタイプも存在します。
プレートタイプより立派なお墓を作ることが可能です。
樹木を植える
墓石の代わりに樹木を植える方法です。
目印として残りやすく、シンボルツリーとして残すことが出来ます。
樹木葬に使用する樹木に特に決まりはないため、好きな樹木を植えてあげると良いでしょう。
ペット用墓石紹介
ペットを手厚く供養するために、自宅にペット用のお墓を用意したいと考える方も多いでしょう。
ペットのお墓といっても、きちんとした機能やデザイン性のあるものを選びたいですよね。
様々なタイプのお墓を紹介します。
ペット用お墓4寸サイズ
4寸サイズまでの骨壺を収納することができるペット用墓石です。
シンプルで丈夫なため屋外内問わず使用することができます。
お名前、出生年、没年、メッセージや足跡の彫刻が可能です。
ペット用墓石 洋型
石碑のほかに花立、納骨室がついた本格的な墓石です。
人間用のお墓をミニチュアにしたような作りが特徴です。
墓石の形状や文字、イラストの彫刻が可能です。
北欧風プレート 墓石
地面に埋葬することを前提に作られた墓石です。
平たいプレート状態になっているため、強風や地震の際に倒れてしまうリスクを軽減することができます。
墓石にはペットの名前や生没年などを刻むことが可能です。
納骨可能なペット用お墓
遺骨を収納できるスペースのあるペット用のお墓です。
納骨のほかにも花立や供物台があり、本格的な機能を備えています。
墓石には、ペットの写真や名前などを刻むことが可能です。
自宅でお墓を手作りする方法
お庭にお墓を作りたいと考える方に、お墓を手作りする方法を紹介します。
ここで紹介する手順は、火葬をして遺骨にしてあることが前提です。
火葬してから埋葬した方が良い理由
ハムスターや小鳥など、小型のペットであれば土葬も可能ですが、犬や猫など体の大きなペットの場合は、火葬にして遺骨にしてから埋葬する方は利点が多く現実的です。
火葬にしてから埋葬した方が良い主な理由は、以下の通りです。
- お墓のサイズがコンパクトになる
- 腐敗臭や虫の発生トラブルを回避できる
- ほかの動物に掘り起こされにくい
- より早く自然い還すことができる

ご納得の行く特別なお見送りの形
「ありがとう」が伝わる葬儀にする。そんなお見送りで悲しみを少しでも和らげるよう、 私たちはご遺族を支えていきたいと考えています。
自宅での葬儀
家族立ち合い
セレモニー
家族でお骨上げ
骨壺に納めご返骨
霊園への埋葬
ペットをそのまま土葬にすると、より広く深い穴が必要になります。
また、自然に還る段階で腐敗していくため、腐敗臭や虫の発生といったトラブルが起こる可能性があります。
ほかにも、カラスや猫などほかの動物に掘り起こされるリスクがあるなどのデメリットもあります。
これらの問題は、火葬にして遺骨にしてから埋葬をすることで、未然に回避することが可能です。
穴を掘る
お墓を作りたい場所に、穴を掘ります。
穴のサイズは、遺骨の大きさによって異なりますが、最低でも1メートルの深さが必要です。
遺体を寝かせる
穴を掘ったら、底面に石灰や腐葉土を敷きます。
遺骨を骨壺から取り出し、自然に還る素材(ガーゼなど)にくるんで穴の中に安置します。
土に還りにくいプラスチックや化学繊維などは、入れないように注意してください。
土をかぶせる
遺骨を安置したら、残りの石灰や腐葉土を撒き土をかぶせます。
この際、お花やおやつなどをご遺体(遺骨)の傍に置いても構いません。遺骨が見えなくなるまでは、丁寧に土を被せると良いでしょう。
お花や線香など供物を供える
最期に、線香やお花を供えて手を合わせ、ペットの冥福を祈ります。
お供えに適したお花の種類は、以下の通りです。
- キク
- カーネーション
- ユリ
- リンドウ
- スターチス
- トルコキキョウ
など
お供えに使用するお花の色は、白を中心とした淡い色合いのものが適しています。
何をお供えしたら良いのか分からないという方は、「仏花」として販売されている花束を選ぶと間違いないでしょう。
こちらの記事もご覧ください
-
ペット供養2021.10.15
ペットのお墓を庭に作って身近で供養する方法|墓石の種類や埋葬手順を一挙解説
-
ペット火葬2021.05.06
ペット火葬用おすすめのお花5選!~色合いや花言葉が選ぶポイント~

供養というものは、他人が決めることでなく自分自身で考えることです。
一番近くにいたご家族が決めたことを、ペットさんは嫌と思うことはないでしょう。その子の為に考えて行動をしようとする姿も1つの供養の形だと私は思います。たくさん悩み、納得のいく供養の方法をお選びください。
プロフィール詳細を見る
まとめ
- ペットのお墓は自宅、ペット霊園、散骨から選べる
- 一緒に入れるお墓も登場している
- 庭への埋葬は火葬にして遺骨を埋葬する方が良い
ペットのお墓は、自宅の庭や仏壇のほか、ペット霊園や散骨などがあります。
ペット霊園といっても、お墓には合同墓地や個別墓地、納骨堂などの種類が存在します。
お墓はペットが眠る大切な場所です。
飼い主さんやペットにとって、後悔のないお墓選びをしてください。
よくあるご質問
- Q
ペットのお墓を自宅の庭に建ててもいいですか?
A私有地であれば問題ありませんが様々な要素をクリアする必要があります。
- Q
ペットのお墓を作る際に注意することはありますか?
Aご遺体のまま埋葬(土葬)するよりも火葬して遺骨にしてから埋葬する方がよい
- Q
家にお墓をつくる場所がない場合はどうしたらよいでしょうか?
A手元供養、ペット霊園、散骨など様々な方法があります。
※1:ペットのお墓はどうする?自宅・霊園・一緒・別々など総まとめ - ペットの火葬・葬儀や霊園を探すならメモリアルなび | イオンペット
https://www.aeonpet-memorial.com/column/pet-column/%E3%83%9A%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%AE%E3%81%8A%E5%A2%93%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%81%86%E3%81%99%E3%82%8B%EF%BC%9F%E8%87%AA%E5%AE%85%E3%83%BB%E9%9C%8A%E5%9C%92%E3%83%BB%E4%B8%80%E7%B7%92%E3%83%BB%E5%88%A5/(参照2021-6-15)
※2:ペットのお墓(ペットの墓地、ペット霊園)
https://pet-ohaka.jp/(参照2021-6-15)
※3:ペットと一緒に入れるお墓はある?お墓の種類と選び方、火葬・埋葬方法もご紹介
https://guide.e-ohaka.com/kind/pet_ohaka/(参照2021-6-15)
※4:お墓にペットと一緒に入るのはだめ?同じお墓に入るには
https://ohaka-sagashi.net/news/petdame/(参照2021-6-15)
こちらの記事もご覧ください
-
ペット供養
ペット散骨の注意点を場所ごとに解説|トラブルを避けるために確認すべき法律とマナー
-
ペット供養
ペットを手元供養する方法|最善の形で弔うために最低限必要なグッズと費用
-
ペット供養
ペット供養の方法は4つ|手元供養・納骨・散骨・埋骨の仕方と特徴を解説
※1当社運営ペット葬儀サービスに対するお客様アンケート:詳細はこちら ※2 弊社運営ペット葬儀サービス全体のお問い合わせ件数
この記事の執筆者

原 京子氏
動物看護士
ライター
原 京子氏
動物看護士
ライター
24時間急患対応の動物看護士として勤務。
その後、動物園飼育スタッフやペットショップ生体販売員など数多くの動物業界を経験し、現在はペットと飼い主さんへwebライターとして正しい知識を配信している。
運営元情報
サイト名 | : ペトリィ 小さな家族のセレモニー |
---|---|
運営会社 | : シェアリングテクノロジー株式会社 |
企業サイト | : https://www.sharing-tech.co.jp |
電話番号 | : 0120-220-175 (平日9:00~18:00) |
コラムの執筆と編集について
ペトリィではコラム公開にあたり、記事の執筆と 編集に関するポリシーを定めております。
以下のページよりご確認いただけます。
【執筆と編集に関するポリシー】https://petlly.jp/editpolicy/