2021.09.30
2023.10.13
ペットの火葬は当日~3日以内が目安|最期の時間を穏やかに過ごす最適な段取り

大切なペットが亡くなった場合、当日に火葬することはできるのでしょうか。
また、火葬までの安置方法や、火葬にかかる時間、費用なども気になりますよね。
この記事では、ペットを当日火葬する方法や火葬時間や費用の相場、火葬までの安置方法などについてまとめました。
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この記事の監修者

齋藤 鷹一氏
大森ペット霊堂
前代表 現アドバイザー
特定非営利活動法人SPA代表理事
齋藤 鷹一氏
大森ペット霊堂
前代表 現アドバイザー
特定非営利活動法人SPA代表理事
ペット葬儀業界の透明化を目指し、2017年より大森ペット霊堂で代表を勤めた。動物への愛情を訴え続け、現在は命を救う活動に専念をする。亡くなった命にも生きている命にも同等の尊厳を持たなければペットの仕事をしてはいけないと感じている第一人者。
火葬は当日に行える?
ペット火葬は、原則その日のうちに火葬が可能です。
しかし、夜間などの時間帯や業者の休業日(元旦など)は火葬が翌日以降になってしまうこともあります。
当日予約が出来ない場合でも、適切な方法で安置をすれば、遺体の傷みを最低限に抑えることが可能です。
また、火葬に立会う時間が取れない方でも、遺体をお迎えにきて、遺骨にして届けてくれるサービスもあります。
ペット火葬は施設やプランによってさまざまな方法があるため、ご自身に合った方法を探すことが大切です。

時間が合わず、亡くなった当日しか時間がなくても多くのペット火葬業者は臨機応変に対応してくださいます。※
またペトリィでは24時間受付をしていますので、深夜帯でも安心してご連絡ができます。
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火葬までの安置方法
火葬までは、できる限り遺体の腐敗を抑えて安置することが大切です。
安置の目安は夏場で1日、冬場でも3日以内が限界とされています。
遺体の安置方法は、以下の通りです。
遺体をきれいにする
遺体を冷やし、直射日光が当たらない涼しい場所で安置する
遺体が濡れていたり汚れていたりすると、腐敗の進行が早まります。
汚れや水分を拭き取り、体液が出ている場合はガーゼや脱脂綿を当てて清潔に保ちます。
遺体を清潔な箱などに寝かせたら、保冷剤やドライアイスを当てて遺体を冷やします。
遺体は暖房下を避け、涼しい場所に安置します。
火葬当日の流れ
当日は、どのような流れで火葬を行うのか知っておきたい方も多いかと思います。
ここでは、一般的な火葬当日に行う一連の流れについて紹介します。
1:予約をとる
まずは、電話などで葬儀会社に火葬の予約を行います。
火葬は当日に行える場合が多いですが、状況によっては翌日以降になる場合もあります。
また、プランなどで火葬内容も変わってくるため事前に相談や確認を行うと安心です。
2:葬儀会場に行くまたはお迎え
葬儀会社に遺体を連れていくケースと、葬儀会社が遺体を迎えに来てくれるケースがあります。
ご自身で火葬場所までの搬送が困難な場合は、お迎えに来てもらえるか相談をしてみましょう。
葬儀プランによっては、ここでお別れとなる場合もあります。
3:お別れをする
お線香をあげたり、お花や手紙などを棺に入れたりしてお別れをします。
ペット霊園では、僧侶がお経を読んでくれる場合もあります。
4:火葬
ペット霊園や火葬場での火葬中は、休憩室などで待機となります。
プランによっては火葬の立会いが可能です。
5:お骨上げ
収骨可能なプランの場合、火葬が終わった後にお骨上げを行います。
お骨は骨壺に入れ、持ち帰るか、そのままペット霊園に納骨をすることも可能です。
葬儀社の選び方
ペットの火葬業者は年々増えており、多くの業者は手厚く対応してくれますが、稀に良くない業者も存在します。
良いペット火葬業者の選び方は、以下の通りです。
- 住所の記載や代表者名などの会社情報が確認出来る
- ホームページで施設やプラン、金額を確認出来る
- 口コミや評判を確認する
- 電話対応のスタッフは質問に答えてくれる
満足のできる火葬業者を選ぶためには、近場や値段の安さなどだけで決めるのではなく、評判やスタッフの対応を事前に詳しくリサーとすることが大切です。
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火葬にかかる時間と費用の相場
火葬にかかる時間や費用は、火葬プランやペットの体重によって異なります。
火葬時間の相場
- ハムスターや小鳥:30~60分程
- 小型犬や猫:45~90分程
- 大型犬や超大型犬:2~4時間程
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※1
火葬費用の相場
火葬プラン | |||
---|---|---|---|
引取合同火葬 | 個別一任火葬 | 個別立会火葬 | |
極小動物 | 8,500円 | 15,400円 | 17,600円 |
2kg未満 | 15,400円 | 18,700円 | 20,900円 |
2kg~5kg | 18,700円 | 22,000円 | 24,200円 |
5kg~10kg | 22,000円 | 25,300円 | 27,500円 |
10kg~15kg | 27,500円 | 30,800円 | 33,000円 |
15kg~20kg | 33,000円 | 36,300円 | 38,500円 |
20kg~25kg | 37,400円 | 40,700円 | 42,900円 |
25kg~30kg | 42,900円 | 46,200円 | 48,400円 |
30kg~35kg | 49,500円 | 52,800円 | 55,500円 |
35kg~40kg | 56,100円 | 59,400円 | 61,600円 |
40kg以上 | 62,700円 | 66,000円 | 68,200円 |

ご納得の行く特別なお見送りの形
「ありがとう」が伝わる葬儀にする。そんなお見送りで悲しみを少しでも和らげるよう、 私たちはご遺族を支えていきたいと考えています。
自宅での葬儀
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家族でお骨上げ
骨壺に納めご返骨
霊園への埋葬
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葬儀・火葬プランの選び方
ペット葬儀(火葬)は、大きく分けて、「合同火葬」「個別一任火葬」「個別立会火葬」の3種類に分けられます。
プランによって、返骨の有無や内容、費用が異なるため、必ず確認してから依頼をしましょう 。
合同火葬
合同火葬は、ほかのペットと一緒に火葬し、そのまま合同墓地に納骨するため、返骨はありません。
3種類の中で最も費用がかからないことや、短時間で済むことが特徴です。
個別一任火葬
個別一任火葬は、個別で火葬にするため返骨が可能です。
個別で火葬をしますので、火葬に立会う時間がない方にも選ばれています。
しかし、火葬はスタッフに一任するため、立ち会いは原則できません。
個別立会火葬
個別立会火葬は、個別で火葬を行うほか、出棺やお骨上げまで行います。
より手厚いお別れがしたいという方に選ばれていますが、3種類の火葬プランの中で最も費用がかかります。
火葬当日の服装や持ち物
火葬当日の服装や持ち物はどのようなものが適切なのか、悩む方は多いかと思います。
服装
服装は、必ずしも喪服である必要はありません。
しかし、葬儀であることから派手な服装は控え、黒めの服を着て行かれるのが良いでしょう。
持ち物
持ち物も、特に決まりはありません。
数珠などを持参しても構いません。
また、棺にお花や手紙などの副葬品を入れたい場合は、事前に確認の後、持参すると良いでしょう。
副葬品には、燃えやすいお花や手紙などが適しています。
プラスチック製品やぬいぐるみなどは、燃えにくく遺骨に悪影響が出るものもあるため控えましょう。
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遺骨の供養方法を決める
ペットを火葬にして遺骨にすることで、供養方法の幅が広がります。
ペット供養には、主に以下の方法があります。
- 手元供養にする
- 霊園で個別・合同墓地に納骨する
- 散骨する
ペットの供養方法に特に決まりはないため、ご自身に合った方法を選びましょう。
手元供養にする
手元供養とは、遺骨を自宅に置いて供養をする方法です。
通販サイトでは、ペット用の遺影や位牌などの仏具セットも多く販売されています。
また、遺骨の一部をロケットペンダントなどに入れて、身につけるもいらっしゃいます。
霊園で個別・合同墓地に納骨する
個別墓地
個別墓地は、霊園内でペット専用の墓石を墓標として納骨します。
個別墓地にかかる費用は、ペット専用にお墓を建てることや管理費用などを含め、10~30万円が相場です。
希望する場所や墓石などで、価格は変動します。
合同墓地
合同墓地は、ほかのペットと一緒のお墓に納骨します。
お墓を建てる必要がないため、費用相場は5千~3万円です。
合同のお墓ですので、霊園内のルールに沿って、費用の支払いやお墓参りなどをする必要があります。
合同墓地では、原則一度納骨すると取り出すことはできません。
散骨にする
散骨は、遺骨を撒いて自然に還す供養方法です。
散骨をする際は、大きな骨が残らないよう「粉骨」をしてから行う方法が一般的です。
また、散骨をする場所は、ほかの人の迷惑にならないよう配慮する必要もあります。
ペット霊園などで散骨を行っている場所もあるため、心配な方は霊園の散骨を利用すると安心です。
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当日予約の場合、家族の時間が取れるかが不安に感じるご家族様もいらっしゃいます、当日に火葬をしたいと思う方はお電話で予約状況を確認するようにしてくださいませ。
当日の予約、火葬が難しくても、ご遺体の安置をしっかりと行えば数日間は身体を傷つけることなく一緒に過ごすことができます。
火葬をすると、ペットの姿を二度と見れなくなってしまいます。お時間お有りでしたら当日火葬をするのではなく、十分に別れの時間を取っていただき、一緒に過ごしてから送り出してあげることが後悔の残らないお見送りの一つになるのではないかとも思います。
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まとめ
- ペット火葬の予約は当日に行える場合が多い
- 当日に火葬できなくても適切な処置をすれば数日は遺体を保つことができる
- 火葬の費用や時間は火葬プランとペットの体重で異なる
- 基本的にペット葬儀は忌引の適応外
- 服装や持ち物に指定はないが、葬儀に相応しいものを選ぶ
ペット葬儀は予約制の場所がほとんどですが、当日に火葬できる場合が多いため、早めに予約を入れると安心です。
万が一火葬が翌日になってしまっても、適切な方法で安置をすれば遺体の傷みを和らげることが可能です。
また、ペット葬儀は一般的に忌引きの適応外となるため、休みをとる場合は予め休暇をとるようにしましょう。
どうしても当日に火葬を行いたい場合は、何件か火葬業者に連絡を入れてみるのも良いでしょう。
※1:ペット葬儀当日にまつわる9つの疑問を解決!
https://www.aeonpet-memorial.com/column/that-the-pet-is-dies/pet-funeral-day/
※2:料金のご案内
https://petlly.jp/price/
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この記事の執筆者

原 京子氏
動物看護士
ライター
原 京子氏
動物看護士
ライター
24時間急患対応の動物看護士として勤務。
その後、動物園飼育スタッフやペットショップ生体販売員など数多くの動物業界を経験し、現在はペットと飼い主さんへwebライターとして正しい知識を配信している。
運営元情報
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